「都バスでGO!~都バスで東京発見~」カテゴリーアーカイブ

旅の基本は路線バス! 都バスを路線ごとに紹介. 街を眺めるのにはバスに乗るのが一番です.地域の雰囲気が空間で伝わってきます.東京の中を縦横無尽に走っている都バスにのって,素顔の東京を発見するのもいいのではないでしょうか.

海01折返 門前仲町⇔ 東京ビッグサイト(国際展示場)[都バスで東京発見]

門前仲町・豊洲と臨海副都心・東京国際展示場とを結ぶ路線

海01折返 門前仲町⇔東京ビッグサイト(国際展示場)(経由)豊洲駅 深川営業所

路線keyword:東京ビッグサイト(東京国際展示場),臨海副都心,有明


門前仲町から有明一丁目までは海01系統・門前仲町・品川駅東口線と同じルートを走る。
左手に下水処理場の銀色のカプセル型の建物が現れるとバスは左折して、高速湾岸線を横切って有明南地区に入る。開発テーマは「文化の出会う交流のまち」であり、東京ビッグサイトを核とした街づくりが行われている。
フェリー埠頭入り口にて左折し、ゆりかもめ(東京臨海新交通)の高架橋の下を走る。右手には東京ビッグサイトの逆三角形のひっくり返ってしまいそうな奇抜な建物が徐々に近づいてくる。東京ビッグサイトは、晴海見本市会場の約1.5倍の広さを誇る展示ホール、会議施設などのコンベンション施設が集中する施設である。無料で屋上に登ることができ、臨海副都心を海からの風にあたりながら眺めることができる場所である。
左手には東京ファッションタウンビルが現れ、ビル内にあるワンザ有明ベイモール吹き抜け部分に設けられている落差35mのシャワーツリー(滝.毎時0分に天井から降ってくる)は有名な観光スポットとなっている。そしてバスは終点東京ビッグサイトの1階バスターミナルに到着する。

海01乙 東京テレポート駅⇔ 青海流通センター[都バスで東京発見]

青海埠頭・青海流通センターへの通勤アクセス路線

海01乙 東京テレポート駅⇔青海流通センター(経由)船の科学館駅 深川営業所

路線keyword:青海埠頭,臨海副都心,青海流通センター,船の科学館


臨海副都心のさらに南側・青海埠頭への通勤アクセスを考慮して設定された便であるが、本数が極端に少なく、乗車するときは時刻を調べておく必要がある。かつては門前仲町からの直通便だったが、平成8(1996)年の臨海高速鉄道東京テレポート駅の開業により区間が短縮され、東京テレポート駅発となった。
バス停行先や路線案内図では「青海流通センター」となっているのだが、バス方向幕やバス停時刻表には「青海埠頭」となっている。都営バスの場合、同じ場所を表しているのにもかかわらず、行先方向幕・バス停・路線案内図それぞれに記載されている名称が若干違っている場合がけっこう存在する。その地域に馴れていない場合、うっかりためらって乗り損なうこともあるので注意する必要がある。
真新しくて閑散としている東京テレポート駅前広場よりバスは発車した。土曜日だからなのか、乗客は私一人である。左にフジテレビ本社屋の建物を見て左折し、右手にレインボーブリッジ、デックス東京(商業施設ビル)が現れて、ゆりかもめ・台場駅前となる。お台場海浜公園、ホテル日航東京を右手に眺めながらバスは左折し、船の形をした船の科学館が右手に現れるとゆりかもめ・船の科学館駅前となる。
左手には空地とその空地の中心に唐突に立ち並ぶ街路樹の並木を眺め、大きく左にカーブしてテレコムセンタービル前となると、ゆりかもめ・テレコムセンター駅前となる。テレコムセンター駅前からは、青海地区南に存在する企業の送迎バスも発着しており、バス停に群がる人々は、ほとんどが企業送迎バスを待っている人々である。
テレコムセンター前交差点を右折するとすぐ左手に東京港青海サービスセンターがある。ここにはトラックドライバーのために朝6時30分から営業をして朝定食等を用意しているレストランと仮眠がとれる休憩室が入っている。もちろん誰でも朝定食を食べることができる。
ここから先は周囲の景観ががらりと変わる。近未来的なオフィス・商業ビルが立ち並ぶ地区から、コンテナや巨大な大型倉庫が建ち並ぶ埋立地特有の風景に変わる。外国籍のコンテナが多く、「EVERGREEN」「UNIGLORY」「WAN HAI」「HAN JIN」……などと書かれた色とりどりのコンテナが多く積まれている。
中央車線はゴミ処分場となっている中央防波堤廃棄物処理場へ続く第二航路海底トンネルに向かう車線となる。建設残土を積んだトラックや都のゴミ収集車が絶え間なくトンネルへ吸い込まれていく。一般車はこのトンネルを通って中央防波堤埋立地に行くことはできず、トンネル入口には監視員の小屋が建てられている。バスはトンネル左の側道にはいって突き当たりでUターンし、ワールド流通センターの巨大な建物の前に来て終点となる。道路脇には背丈程ある雑草が生い茂り、埋立地特有の無味乾燥とした情景を醸し出している。現在、臨海副都心としてきれいに整備されているところも、かつてはこのような風景が広がっており、船の科学館(1974年開館)を見学した時などはよく蚊に刺されたものである。

海01 品川駅東口⇔門前仲町[都バスで東京発見]

臨海副都心を貫く近未来都市を快走する路線

海01 品川駅東口⇔門前仲町(経由)有明テニスの森・東京テレポート駅 深川・品川営業所

路線keyword:臨海副都心,東京港(海底)トンネル,首都高速湾岸線,お台場,有明地区


今話題のスポット・臨海副都心を横断する乗りごたえ充分な路線である。非日常的な空間を体験したくなったら、是非ともこの路線に乗ってみることをお薦めする。
門前仲町を出発すると越中島になり、左に曲がって東京商船大学前を通る。高層住宅の多い塩浜を過ぎて、枝川で右折し、豊洲で左折して、東雲となり、運河に囲まれた埋立地の四角い土地の上をバスは次々と渡っていく。運河を渡るたびにバスはかまぼこ型になっている橋を登っては降りるということを繰り返す。運送会社等の倉庫群が多くなってきた。
東雲で右折すると、いよいよ臨海副都心となる。副都心とは、都心部への業務機能の集中を分散させて多心型都市構造への転換を図るために設けられた地区のことで、池袋、新宿、渋谷、大崎、上野・浅草、錦糸町・亀戸、そしてこの臨海副都心の7つが副都心として指定されている。東京都市博覧会の中止決定以降、景気の低迷も影響して、臨海副都心開発の見直しについての議論が行われ、就業人口10万6千人、居住人口6万3千人の街から、7万人が働き、4万人が生活する街を開発することに変更された。開発目標年度は21世紀初頭を目指して国際化・情報化に対応した機能を整備する計画である。
さらに細かく臨海副都心を探ってみると、有明北地区、有明南地区、台場地区、青海地区の4つの地区に分かれており、それぞれテーマを設定して開発が行われている。ちなみに臨海副都心全体のテーマは「国際化、情報化に対応した未来型の副都心」となっている。左手奥に東京ビッグサイト(東京国際展示場)の逆三角形の建物が遠望でき、新交通システムの水色の高架橋が見えて、バスは有明北地区にさしかかった。
有明北地区の開発テーマは「うるおいゆたかな生活のまち」であり、中高層住宅やテニスの森などの公園・スポーツ施設を整備して人々が快適に生活できるような街を目指している。48面のテニスコートを有する東京都有明テニスの森、東洋一の規模を持つドーム型センターコートである有明コロシアムを右手に眺めながら、東へと進む。
左手に最新の設備を誇るクリーンセンター(下水処理場、清掃工場)を見て、首都高速のジャンクションをくぐり、のぞみ橋で運河を渡ると台場地区となる。開発テーマは「くらしを楽しむにぎわいのまち」であり、有明北地区同様生活に重点を置いた街づくりを展開しており、レインボーブリッジがベランダから眺められるという高層住宅や、人工浜が広がるお台場海浜公園、デックス東京等の商業施設やホテル日航東京等のビルが建ち並んでいる。フジテレビ本社も来年(1997年)の春に移転する予定であり、ビルの上部に丸い銀色の球体をはめ込んだ奇抜なデザインの建物が既に完成している。臨海副都心ではあちこちで奇抜なデザインの建築物を見ることができる。右手にはレインボーブリッジを背景にしたお台場海浜公園か見える。
6万トンの豪華客船クイーンエリザベス号と同じ形・大きさにした建物であるという船の科学館(1974年開館)を右手に見て、国際的な情報の受発信の機能を有する東京テレポートの中心的施設であるテレコムセンター前となる。首都高速湾岸線より南側は青海地区であり、開発テーマは「世界とむすぶ情報のまち」となっている。業務施設を中心とする開発地区である。いたるところ空地が目立ちち、その所々に高層ビルが建っており、空地の中には街路樹だけが植えられた歩道の道筋がはっきりと見て取れる、不思議な空間が広がっている。滅多に見れる光景ではない。青海地区をぐるりと周回して東京臨海高速鉄道東京テレポート駅のロータリーに入る。バス本数の半数程が東京テレポート駅での折返し便となる。
東京テレポート駅を出ると、バスは13号地ランプより首都高速湾岸線に入り、東京港トンネル(13号地海底トンネル)を快走し、大井埠頭へと渡る。大井ランプの料金所を通って高速を降りる。高速を走る都バスはこの路線のみである。他の都バスと同じ料金であるから、何だか得した気分になる。
ここからは品98系統と同じルートを走る。大井・品川火力発電所前を通り、天王洲アイルのビル群を見て、終点品川駅東口に到着する。

学01 東大構内⇔上野駅[都バスで東京発見]

上野駅と東京大学を直結する路線

学01 東大構内⇔上野駅(経由)上野松坂屋 大塚営業所

路線keyword:東京大学,東京大学病院


上野駅と日本の最高学府・東京大学とを直結する路線である。系統番号の先頭が「学」となっている路線は、「学バス」と呼ばれ、大人運賃が170円で乗車することができる(通常200円)。行き先が「構内」となっているように、このバスの終点は、大学の門をくぐって東大の構内に操車場が設けてある。さすがは「東大」といったところか。
上野駅浅草口を出ると、オートバイの専門店が連なる昭和通りに出て、上野駅正面口を眺める。右折して、御徒町駅のガードをくぐり、アメ横を過ぎると松坂屋前となり、中央通りと交差する。このあたりの渋滞がひどく、東大から上野駅までは、歩いた方が早いような気もする。
途中の停留所は飛ばして、竜岡門をくぐると東大構内となりレンガ調の建物が連なってアカデミックな雰囲気となる。東大病院を過ぎて、まもなく終点となる。安田講堂は左手奥すぐのところにある。

市01 新橋駅⇔築地中央市場[都バスで東京発見]

始発5時02分(開場日)、朝早くから威勢のある築地中央市場への路線

市01 新橋駅⇔築地中央市場(経由)朝日新聞 品川営業所

路線keyword:東京都中央卸売市場(築地市場・築地の魚河岸),朝日新聞本社,浜離宮


都バスに限らず、東京都内を走るバスの中で最も早い時間に運行する路線である。JRの始発電車に合わせて時刻が設定されており、バスに乗る人もほとんどがJR線からの乗り継ぎ客である。目的は当然、築地の市場への買い出しである。新橋駅に電車が到着すると、タクシー乗り場を目指して徒競走が繰り広げられる。お互いタクシーを相乗りして、一刻も早く鮮度の良い魚介類を買い付けようと市場に急ぐのである。バスも満員の乗客を乗せて、まだ闇の広がる新橋駅前を発車した。
始発バスは乙系統の朝日新聞循環行であり、市場構内には乗り入れないが、築地中央市場正門前にて下車し、正門を入って少し歩けば築地中央市場の構内バス停にたどり着く。また、市場休場日(バス停留所に1年間の市場休場日が掲載されている)には市場構内に入らず、乙系統の朝日新聞循環行となる。甲系統と乙系統の違いは、市場構内に入るか入らないかである。(現在は市01系統に一本化されている)
鉄道発祥地のゼロキロポストが残る汐留の更地を右手に見ながら昭和通りを途中で右折し、高速道路の下をしばらく走って浜離宮前となる。新大橋通りをカーブしながら走ると、右手に「青果門」と書かれた看板が現れ、横付けされたトラックに買い付けた青果の箱を積み込む場面が多く見られるようになる。ここからは今までの静寂が嘘のように、活気づいた地帯となる。
現在の築地の魚河岸は、関東大震災後に江戸時代より日本橋にあった魚市場を海軍兵学校跡地に移転したことに始まり、取り扱う貨物量は東洋一と言われている。
築地中央市場正門前にて、乙系統は左折して新橋駅へ戻るルートとなるが、甲系統は左折レーンをそのまま進んで右折し築地市場構内へと入っていく。3階建ての立体駐車場の薄暗い1階部分をトラック・ターレット車・パレット・買い付けた荷物などを眺めながら通過する。立体駐車場の出口部分で終点の降車場となり、前から後ろから満員の乗客が次々と降りて、正面にある買荷保管所・魚類部仲卸店舗の建物・場内へと足早に去っていく。
場内は卸売専門であり、私のような一般人には品物を売ってくれない。正門前には「卸売以外の販売はいたしません-東京都」と書かれた大きな看板が立っている。一般人への小売りは「場外」と呼ばれる、正門前の新大橋通りを築地本願寺方向に少し歩いたところの場外市場で行われている。そこには魚屋はもちろん、乾物屋・包丁屋・料理道具屋・冷蔵庫屋・玉子焼屋・長靴屋・のぼり旗屋・コーヒースタンド・ラーメン屋など様々な店が並んでいる。玉子焼専門店では数種類の玉子焼きを売っており、お得意先はお寿司屋さんだということである。
場内に話を戻す。雰囲気は騒然としており、活気に満ちあふれている。ぼやぼやしていると荷を積んだターレット車と呼ばれる荷を台車に積んで引っ張る三輪自動車やリヤカーにひき殺される。セリは建物内の仲卸店舗の奥で行われており、そこまで入っていくことはできるが、リヤカーやターレット車が暗黙の秩序で動き回っており、混雑時は立ち止まることができず、まごまごしていると邪魔になる。混雑時の見学(といっても一番の見所は朝の混雑時であるが……)は魚介類が多く並べられている仲卸店舗を足早にぐるりと一回りし、奥地は越えないで一寸眺めてすぐ引き返すのがベターである。それでも十分すぎるほど、場内の雰囲気を味わうことができる。見学する外国人の姿もちらほら見受けられ、威勢のいい掛け声があちこちから聞こえている。
正門立体駐車場の北側は、定食屋・売店・診療所等が立ち並ぶ場所である。朝早くから開店しており、卸売業者や市場従業員、買い付け人が多く利用している。築地場内はさながら”小さな街”といったところである。
新橋駅行の場内バス停留所は、立体駐車場1階の出口車線の正門寄りの柱脇に建っている。トラックに囲まれており、バス乗り場とは全く感じられない場所である。「場内混雑時はバスが入場しないので朝日新聞社前よりご乗車ください」と書かれた地図付きの看板が柱に取り付けられていた。
バスは、左手に昭和55(1980)年に有楽町より移転してきた朝日新聞本社、右手に国立がんセンター(現在工事中)の建物を見ながら道路を直進し、しばらく走って昭和通りへと左折する。左手に汐留の跡地を眺めると、まもなく終点新橋駅に到着する。

虹01 浜松町駅⇔ 国際展示場駅(東京ビッグサイト)[都バスで東京発見]

浜松町駅から臨海副都心・お台場までレインボーブリッジを渡って結ぶ路線

虹01 浜松町駅⇔国際展示場駅(東京ビッグサイト)(経由)お台場海浜公園駅・船の科学館駅 目黒・深川営業所

路線keyword:レインボーブリッジ,お台場,臨海副都心,東京ビッグサイト,世界貿易センタービル


今や一大観光スポットとなってしまったお台場までを結ぶ路線である。お台場までのアクセスとしては新交通システムのゆりかもめが思い浮かぶが、この浜松町駅からのバスの他に、品川駅東口(レインボーブリッジ経由)、東京駅南口(銀座4丁目経由の快速バス)からそれぞれ運行されている。バスの方がすいていて座れるので、ゆっくり景色を見ることができるに違いない。
発車は世界貿易センタービル1階の高速バスターミナルから発車する。夜の発車を待つ高速バスがずらりと止まっている。
JR線のガードをくぐり、車を積んで寝台に乗れる列車の駅であるカートレイン浜松町駅を右手に見る。三宅島や八丈島・小笠原諸島への乗船口である竹芝桟橋で右に曲がる。新しくリニューアルされ、真新しい再開発ビルが建ち並ぶ。
運河を渡り、左手にレインボーブリッジが現れると、隅田川やお台場への水上バスのりばのある日の出桟橋となる。はとバスなどの大型観光バスが数多く停車している。
バスはお台場・船の科学館駅まで、ゆりかもめの高架にそって走っていく。大倉庫群の建つ芝浦埠頭を走り、レインボーブリッジにさしかかる。レインボーブリッジは2層構造となっており、上が首都高速道路、下が一般道路とゆりかもめとなっている。このバスは下の一般道路を走っていくのであるが、これらは橋への勾配やカーブのアプローチがとれないため、ぐるりとループ状に1周走って坂を上り橋にのっかるルートをとっている。左手にフジテレビ本社、天王洲アイルのビル群をみて、ぐるりと右回りに1周し、レインボーブリッジに入る。
非常に眺めはよい。といってもフェンスや橋の構造物で視界が遮られることもあるが、晴海埠頭や東京港が一望できる。江戸時代の砲台が配備されていたお台場が右手に見て、橋を降りるとお台場海浜公園駅となる。臨海副都心お台場の説明は別ページに譲る。
臨海副都心の近未来的な風景のお台場をぐるりと走り、逆三角形型の建物が右手に見えると東京国際展示場・ビッグサイトとなる。ここ止まりのバスが多い。そして、国際展示場駅となる。レインボーブリッジを渡るから「虹01」と名づけた系統番号は、なかなか洒落ている。

都01 渋谷駅⇔新橋駅[都バスで東京発見]

都市新バスの老舗、渋谷・六本木・溜池・新橋と結ぶ成績優秀模範路線

都01 渋谷駅⇔新橋駅(経由)六本木・溜池 渋谷営業所

路線keyword:渋谷,赤坂アークヒルズ,六本木・西麻布,霞が関ビル,新橋,車内混雑,
グリーンシャトル


現在では、日本各地で見られるようになり珍しい存在ではなくなったバスロケーションシステムであるが、バスの運行を適切に行うためにコンピュータによる運行管理を導入し、停留所にバスの接近表示や所要時間等を表示するバスロケーションシステムを、都バスで最初に導入(昭和59(1984)年設置)したのが本路線である。運行本数、乗客数ともに優秀であり、理想的なバス運行を行っている。沿線に西麻布・六本木などの繁華街、赤坂アークヒルズ・溜池・虎ノ門などの業務オフィス地域を抱え、渋谷・新橋からその地域までの地下鉄によるアクセスが不便であることなどから、本系統を利用する乗客が多い。渋谷から六本木へ行くには、このバスに乗るのが一番便利な行き方である。
渋谷駅バスのりばの足元には、整列乗車のために白のラインが描かれており、乗客の列の誘導を行っている。先発のバスの後ろには既に次発のバスが待機しており、バスが発車するとすぐに次のバスがやってくる。乗客も途切れることがなく、ポツリポツリとやってきて、座りたい人は列の最後尾に並び、急いでいる人は先発のバスに乗り込んでいく。バス停に貼り付けてある時刻表には、驚くほど数字がびっしりと並んでいる。
若者の街・最先端の流行を生み出す渋谷を出発し、青山通り(国道246号)を少し走って、そのまま六本木通りを首都高速3号線とともに直進する。お洒落な店が時々現れて、後ろへ過ぎ去っていく。南青山をバスは快走する。
西麻布にて外苑西通りと横切り、しばらく走ると六本木の中心・六本木交差点を通過する。夜ともなると人垣が途絶えることがなくなり、渋谷などと同様に24時間眠ることのない賑やかな繁華街である。各国大使館などの人々が居住する地域と近いこともあって、外国人の姿も多く目にする。
赤坂になると、右手に森ビル・サントリーホールなどがある赤坂アークヒルズのインテリジェント・シティーが現れる。そして、溜池交差点にて外堀通りに右折する。
左手が霞が関、右手が虎ノ門である。左手には特許庁が現れ、続いて日本初の超高層ビル・霞が関ビル(1967(昭和42)年オープン)が少し奥に現れる。国立教育会館・虎ノ門ホールと文部省が左手に見えて虎ノ門交差点となり、桜田通り(国道1号)と交差する。
虎ノ門を過ぎると看板を付けたビルディングが多くなり、後ろを振り向けば道路の軸線上に霞が関ビルが存在している。霞が関ビルがオープンした頃は周りには高いビルがあまりなく、目立った存在だっただろう。そして、JR線のガード下を通って右に曲がると、終点新橋駅の銀座口・汐留口側に到着する。

都バスでGO![都バスで東京発見]

旅の基本は路線バス! 都バスを路線ごとに紹介. 街を眺めるのにはバスに乗るのが一番です.地域の雰囲気が空間で伝わってきます.東京の中を縦横無尽に走っている都バスにのって,素顔の東京を発見するのもいいのではないでしょうか.

(~2000年12月作成)

各ページは以下のリンクからご覧ください.
都バスで東京発見サイトマップ