「●国内の旅」カテゴリーアーカイブ

BANCHAN WORLD の国内をテーマにしたカテゴリーです.

郡山から八ヶ岳へ[爽やか高原!八ヶ岳・清里1]

福島県郡山市から山梨県八ヶ岳(清里)へ.かつては東京経由で向かっていたのであろうが,横断する高速道路の開通により地方から地方への旅行がとても行きやすくなった.郡山からは東北自動車道→北関東自動車道→関越自動車道→上信越自動車道→中部横断自動車道を走って八ヶ岳へ向かう.標高1000mを超える清里は,空がとても近く爽やかな風が吹く高原であった.八ヶ岳・清里への旅行記です.

(旅行年月:2018年7月)



郡山から清里までGooleマップで経路を調べてみると,距離は約350km,時間は約4時間とでる.途中休憩時間なども含めると移動は5~6時間といったところか.東北自動車道で栃木県の岩舟ジャンクションまで走り,北関東自動車道に入って群馬県となり,足利・太田・伊勢崎を通って一旦関越自動車道になる.藤岡ジャンクションで今度は上信越自動車道に分岐して長野方面へと向かって碓氷峠を登る.軽井沢を過ぎ,佐久小諸ジャンクションで中央横断自動車道の無料区間を走って,現在開通している八千穂高原インターまで南下.国道141号で長野県から山梨県へ入って清里となる.

横川サービスエリア

おぎのやの峠の釜めし

途中,いくつかのサービスエリア等で休憩をとったが,昼食は横川サービスエリアでとることにした.横川といえば益子焼の器に入った弁当,おぎのやの「峠の釜めし」.
信越本線には,北陸新幹線が開通する前,長野方面への特急「あさま」が運行されていた.横川駅に特急が到着すると,これから急勾配の続く碓氷峠を登るため,後ろに機関車を連結する作業が行われた.この停車時間を利用して,ホームで売られていたのが横川の釜めしである.新幹線の開業により,横川~軽井沢間の鉄道が廃止されたが,釜めしはドライブインや駅売店などで引き続き購入できる人気の駅弁となっている.
約20年ぶりに食べた.味は昔と変わらない.値段は1000円.

野辺山駅(JR小海線)

標高1345.67m.日本の普通鉄道の中で最も標高の高いところにある駅である.中央横断自動車道の八千穂高原インターを降り,国道141号を小淵沢方面に向かった途中にある.

JR鉄道最高地点は,野辺山駅から清里駅方面に向かった途中にある.標高1375m.すぐ隣には駐車場とトイレがあるので車でも行きやすい.

清泉寮(清里)

清里開拓の父と言われるポール・ラッシュ博士(米国人)のKEEP(清里教育実験計画)を実践するため,日米協会青年活動によるキリスト教の研修施設として開設されたのが清泉寮であり,現在は,レストランやコテージ,キャンプ場などを持つ宿泊研修施設となっている.とはいっても,ソフトクリームを販売していたり,お土産を買うことができたり,広い芝生と高原の風景を堪能できたりと,日帰り訪問でも十分に楽しめる施設である.

ポール・ラッシュ博士像
山々を見渡せる高原の風景

2018(平成30)年7月に新清泉寮ジャージハットがオープンした.

建物の中ではソフトクリームや焼きたてパンなどを販売している.

大展望テラスから高原の景色が満喫できる.足湯もある.

清里美し森駐車場(星空観察)

標高が高い清里,もっとも空に近いとも言える.美し森駐車場からは星空がとても美しく見えると聞いてやってきた.周りに明るい施設がない(自動販売機のライトがあるが・・・)ため,ほんとうにとってもきれいな満天の星空が広がっていた.

星空を見るため,駐車場には夕刻になると,ぽつらぽつらと車が集まってくる.

日が暮れてきて明るい星が見えてきた.

北斗七星のひしゃく形,見えますか?

星座に詳しくないため,どれが何座かよくわからない!満点の星空はとても美しかった.


 

清里から小淵沢へ[爽やか高原!八ヶ岳・清里2]

「八ヶ岳」という地名はどこを指すのか.そもそも八ヶ岳とは山の名前なのかと思いきや,一つの山を指した名前ではなく,山梨県と長野県にまたがって連なる山々の総称であるとのこと.主峰は赤岳(2,899m)となっている.ということで,八ヶ岳のエリアがどこかと言われれば,山梨県と長野県にまたがる山々周辺の一体が八ヶ岳というのが正しく,清里,小淵沢はもちろんのこと,蓼科や野辺山も八ヶ岳エリアである.


清里テラス

写真中腹にあるのが清里テラス

ガイドブックを見ると,サンメドウズ清里スキー場のリフトに乗り,標高1,900mのテラスで富士山や南アルプスの山々の絶景を見ながらカフェができると記載してある.行ってみたい.ところが...

リフトに乗るために大行列.1時間以上待ちとのこと!絶景はまたの機会に来ることに...

八ヶ岳リゾートアウトレット(小淵沢)

清里から坂を下って約30分,小淵沢にある八ヶ岳リゾートアウトレットにやってきた.標高は1,010m.八ヶ岳エリアではこの共通の標高表示が様々な施設に貼ってある.

森の中にあるアウトレット.駐車場からお店に行く道はこんな感じ.ちょっとしたハイキング気分である.いつも平らなアウトレットしか行ったことがなかったため,森の中のアウトレットも新鮮である.虫がたくさんいて子供は大喜び.

こぶちざわ昆虫美術館(花パークフィオーレ小淵沢)

「花パークフィオーレ小淵沢」という子供広場やレストラン,展望台,直売所などを備えた施設の中に「昆虫美術館」がある.フィオーレ小淵沢自体は入場無料で入れる.

昆虫美術館には大人400円の入場料が必要(中学生以下無料).

子供の広場にある巨大なカブトムシ 中央自動車道から見えると思う

萌木の村(清里)

まっぷるのガイドブックで「萌木の村」の紹介を見ると,煌めくメリーゴーラウンドの写真が載っており,名前から想像するに秋葉原などで見かける「萌え・萌え~」のレジャー施設なのかと思ってしまったが,そうではなく,ヨーロッパの森の雰囲気が広がるショップが並ぶ商業施設である.

地元の産品やワインなども手に入る.清里でお土産を買うのなら萌木の村がおすすめ.

さよなら八ヶ岳・・・・

高原野菜畑と八ヶ岳(国道141号より)

缶ワイン(カップ付き)上の部分がカップ

ご当地牛乳「信州八ヶ岳野辺山高原3.6牛乳」生産地は長野県,「信州」とつくのはそのため?

帰路も横川サービスエリアで「峠の釜めし」に.上り線SAでは定食で販売していたので,ちょっと豪華な豚汁付きに.

五島育英会八ヶ岳山荘(東京都市大グループ)

五島育英会 八ヶ岳山荘

(一般の方の利用はできません)

五島育英会「八ヶ岳山荘」は,山梨県北杜市清里の八ヶ岳学校寮地区にある保養施設である.
五島育英会は,1955(昭和30)年に東急グループの創始者である五島慶太氏を初代の理事長として設立した学校法人である.2009(平成21)年に,武蔵工業大学に東横学園女子短期大学を統合して,従来の工学部、知識工学部、環境情報学部に文系学部(都市生活学部、人間科学部)を加えた総合大学「東京都市大学」へ名称を変更した.
八ヶ岳山荘は,東京都市大グループの在校生,教職員及びその家族,卒業生及びその家族が利用できるが,学校関係の施設であるため利用には制約がある.すべてセルフサービスになっており,山荘内での喫煙、飲酒は原則としてダイニング以外禁止となっている.また,寝具の出し入れや部屋の掃除などは各自で行い,シーツ・枕カバーはリネン室前から各自持って行く.タオル,寝巻き(浴衣等),歯ブラシの用意はない.温泉旅館やホテルではないので,過剰なサービスはないが,割り切って利用すれば使いやすい施設である.(一般の方の利用はできません)

(旅行年月:2018年7月)

 


正面玄関・駐車場・ロビー

駐車場は正面脇に5~6台停められるスペースがある.区画線に木が使われている.自然豊かな清里高原なので虫は多い.子供が大喜び.

正面入り口.扉を開けて中に入ると,ちょっと独特のにおいがする.

右側が管理人室.天井の高い開放的なロビー.

天井にはオブジェ.大きな朝顔?

色々な観光パンフレットが置かれている

暖炉がある.冬になると火が入るかな?

館内設備

シーツ類は1階食堂脇から各自持って行く.

無料のWifiが完備されている.

部屋は2階に.エレベータはない.

部屋の中は結構広い.テレビはついているが,トイレはない.トイレは外で共同利用となる.

布団はもちろん自分で敷く.

冷房はついていない.標高が高い清里なので窓を開けておけば涼しい.ちなみに暖房はある.

冷風機が置いてあったが...スイッチを入れてみたら,一応,動いた.

廊下には,掃除用品と殺虫剤が置いてある.部屋の中にも虫は多いらしい.(今回は特に気にならなかったが)

退出するときは各自の部屋の掃除機をかけるのがルール.

洗面所.

トイレ.清潔.

食堂・食事

食堂.夕食も朝食もこちらで食べる.

大型の冷蔵庫は共同で利用できる.外で買ってきた飲み物などはここで冷やせる.ビールやお酒の持ち込み可.みんな缶ビールなどを買って食事の時に飲んでいた.

想定外だったのは食事.管理人さんがイタリアンのシェフだったのか,とってもおいしい洋食が提供される.ホームページに載っていた「家庭的な料理」とは大違い!!.外で食べれば数千円はするのでは.

2日目の夕食:バジルの入ったハンバーグ.(1日目の夕食は撮影し忘れたが,豚肉の大きなソテーだった)

食事会場.雰囲気は学校の食堂のような感じでレストランといった感じではないが,白いシーツも掛けられており,清潔である.

こちらは朝食.これもおいしい! 高原野菜と絞りたてフレッシュジュース.パンがこれまたおいしい.

ちなみに二日目の朝食.味噌汁のお椀でコーンスープを飲むが,味は確か!

食事が終わったら自分でお皿を片付ける.ベビーベッドは管理人さんの子供さん用.

展望室・周辺域

展望室がある.

展望室からは山々が眺められるのであるが,周囲の樹木が大きく生い茂っており,眺望がよいわけではない.星空を見るのにはよさそう.

周囲には遊歩道がある.(草が刈られている)

標高は1387m,爽やか高原!である.

八ヶ岳学校寮地区の中にある.

下今市から普通列車に乗って[SL大樹の走る鬼怒川へ1]

東武鉄道にSLが復活した.2017(平成29)年8月10日より下今市駅~鬼怒川温泉駅間において土休日を中心に1日3往復運転している.その名は「大樹」.
蒸気機関車はJR北海道から貸与しているC11形207号機,客車はJR四国から譲渡されたブルーの14系客車,信号設備をつけるために車掌車を連結し,最後尾に上り勾配の補助機関車として赤色のディーゼル機関車DE10をつけた編成となっている.
子供とともに楽しみにしていたSL乗車であったが,なんと当日はSL故障によりDE10による代行運転に! 紅葉の始まったSLの走る鬼怒川・日光への旅行記です.

(旅行年月:2017年11月)


東北道矢板ICから下今市へ

東北自動車道の矢板インターチェンジで降りて,新高徳に向かう県道を走って行くと鬼怒川への近道となる.途中に道の駅「塩谷」があったので休憩.2012(平成24)年6月にオープンした道の駅で,湧水のわき出る「湧水の里」だとか.

道の駅には日光・鬼怒川方面の観光パンフレットがたくさん置いてある.自治体や観光施設が立派な地図や情報誌を作成していて,割引券も手に入れられるし,情報収集にはとても重宝する施設である.

SL大樹 時刻表 (2018(平成30)年01月現在)

SLのチケット購入について.東武沿線に住んでいる方や働いている方は,事前のチケット購入(予約)がしやすいのであるが,遠くに住んでいる者にとっては,ちょっと不便なものとなっている.
購入方法は4種類
1:インターネット予約
2:電話予約
3:東武鉄道各駅での購入
4:主要旅行代理店での購入

インターネット予約と電話予約については,予約確定後1週間以内に東武鉄道各駅か東武トップツアーズの旅行代理店でチケットに引換える必要があり,東武鉄道が走っておらず,法人専用の東武トップツアーズの店舗しかない福島県内では,この方法では購入不可.
そうすると主要旅行代理店で予約チケットを購入する方法しかない.そこで,近くの旅行代理店でSL指定券を購入することにした.

乗車日の1ヶ月前から購入できるのであるが,1ヶ月前のお昼休みに大手旅行代理店のカウンターに行ったが,乗車希望としていたSL大樹3号(下今市13:00→13:36鬼怒川温泉)は既に満席となっていて,購入したのはSL大樹4号(鬼怒川温泉14:35→15:09下今市)であった.これも残席数10席程度とのことであったが,家族そろって希望する席をとることができたのでよかった.ちなみに,旅行代理店で私鉄の乗車券を手配すると,手数料として1,080円が追加でとられる.

下今市駅にて

車をどっちの駅の駐車場に停めるか.つまり,鬼怒川温泉駅と下今市駅のどちらに停めるかである.これは当日の到着時間などの状況によって決めようと思っていた.
鬼怒川温泉駅には,駅前の駐車場の他に,約70台が止められる駐車場(東武鉄道の関連会社運営)が駅の隣に設けられている.
また,下今市駅には,約30台と少ないが無料でとめられる日光市営駐車場がある.

まずは下今市駅の駐車場に行って,もし満車なら,鬼怒川温泉駅に向かって車を止めて,万一,鬼怒川温泉駅も満車だったら,鬼怒川温泉の今晩の宿泊施設に車を停めさせてもらうことにした.いずれ車の停めてある駅まで戻ってこなければならないため,最初に普通列車に乗ってSLに乗るか,SLに乗った後に普通列車で戻るかの違いになる.

下今市駅
転車台にはSL大樹が・・・
特急スペーシア

下今市駅の市営駐車場(栃木銀行今市支店の隣)に向かったら,ラッキーなことに1台だけ空きがあった.無料なので人気があるらしい.ということで,下今市駅から鬼怒川温泉駅までは普通列車で移動して,その後にSL大樹に乗って,鬼怒川温泉駅から下今市駅まで戻ってくることにした.
下今市駅は,SL運転にあわせて,レトロな駅舎に変更されていた.そして,下今市駅の改札口に到着したところで,1枚の張り紙が・・・・

「SLは車両故障のためディーゼル機関車による運転とさせていただきます」

これはとても衝撃的な張り紙である.子供も楽しみにしていたSLなのに.

「該当列車のSL座席指定券につきましては、東武線各駅(押上・寄居・越生駅および駅員無配置駅は除く)またはお買い求めいただきました旅行代理店において無手数料にて払戻しをいたします。なお、ディーゼル機関車による列車にご乗車を希望される場合は、ご乗車後に無手数料にて払戻しいたします。」

聞いたところ,ディーゼル機関車による運転の場合は,普通乗車券のみで乗車し,手数料なしでSL指定券分を払い戻ししてくれるという内容であった.(気持ち的には,ここまでの往復の費用と宿泊費も貰いたいところであるが,サービスの提供を受ければそこを払うのはいたしかたないか.)

子供に聞いてみたら,ディーゼル機関車でも乗る!という返事.東武鉄道でディーゼル機関車の客車に乗れること自体も珍しいことなので,ディーゼル列車のDL大樹に乗ることにした.

普通列車で鬼怒川温泉駅へ

下今市13:32発.
東武鬼怒川線を走る普通列車は,今ではあまり見かけなくなった4人がけのクロスシートの車両で旅情をそそる.11月初めの紅葉シーズン3連休初日とあってか,浅草方面から乗り継いできた乗客(外国人観光客も多い感じであった)が大勢乗っていた.下今市駅で半数程度下車したので,日光駅に向かうため乗り換えているのだろう.

そして,下今市駅から約20分,定刻どおり13:54に鬼怒川温泉駅に到着した.

ディーゼル機関車で代走[SL大樹の走る鬼怒川へ2]

鬼怒川温泉駅からDL大樹に乗車

鬼怒川温泉駅の自動改札を出て,駅舎の外に出ると,すぐそこに転車台があって,これから乗車するディーゼル機関車が回転していた.
SLは1日3往復しているので,1日3回,駅前広場の転車台でショーが行われている.今日は,ディーゼル機関車の代車であったが,それでも機関車に手を振る親子が沢山いた.

「イトだ!」
息子が叫んだ.

東日本大震災の直後,ガソリンの供給が不足し,新潟から磐越西線経由で郡山まで,タンクローリーで石油を運んでいた.そのときの実話が「はしれディーゼルきかんしゃデーデ(発行:童心社)」という絵本になっていて,活躍した機関車がDD51-852(デーデ),DD51-759(ゴク),そして目の前にいるDE10(イト)の3台の機関車だった.イトは会津若松から猪苗代にかけて続く急な上り坂を走れなくなったとき,後ろから助けにきてくれた頼もしい機関車なのであった.DE10という形式が同じであって,機関車自体が同じものではないのだが,イトと同じ機関車が見られたので息子も喜んでいたのである.

なるほど,SLが運行中止でも,DLを見られる違った楽しみ方があったことに気づかされた.

ホーム手前にある記念撮影のボード.

転車台からディーゼル機関車が戻ってきて連結する直前の様子.記念撮影をする大人,連結するところを見る子供たちでホームは賑わっている.

そして客車と連結.
こちらは正面.

入り口にはアテンダントが立っていて,案内をしている.客車は14系客車と呼ばれるもので,JR四国から譲渡されたものだという.僕にとっては若い頃に旅行したときに使った夜行急行「はまなす」のイメージである.

車内にて

昔ながらの昭和の雰囲気.今はデザインに凝った車両が多い中,とても懐かしい車内だった.

リクライニングシートも,体重を後ろにかけている間は背もたれが倒れているが,体を起こしてしまうと「バタン」と前に上がって戻ってしまう.
「あれ,壊れているの?」とみんな言っていた.これも懐かしい.

ポケットにはSL大樹の案内などが入っている.

しばらくするとアテンダントがやってきて,切符の拝見と乗車記念のプレゼントがある.
「本日はSLの故障により申し訳ございません」
改札の駅員からアテンダント,車内放送と,この言葉は10回以上聞いたと思う.

記念乗車証.
上下に傾けるとSLの車輪がグルグル回転するのみならず,後ろの風景や機関士も動くリアルな動画が楽しめる面白い仕掛けがしてあって,息子も興味津々.乗る列車によって絵柄が違うらしい.

続けてワゴンサービス.といってもお土産やグッズの販売がメイン.

「写真の撮影は無料ですのでいかがですか?」
ポラロイドカメラを持って声をかけられた.息子がすかさず,
「やりたーい」
あとから出来上がった写真を見せて,購入するならお金ちょうだい!,という商売だとは思ったが,きっぱり断って買わなければいいかと思い撮影を了承.
「はい大樹!ぱちり」
・ ・ ・
そして出来上がった写真を持ってきて
「いかがでしょうか.1枚1,100円です」
た,た,たか~い! しかし息子は,
「ほし~い~!」
結局買うはめに.....

車窓に見える自動車教習所の看板.「列車の運転は教えられません」 面白い!SLにすればもっと面白い!

あと少しで終点,下今市駅到着.アテンダントの方も山の紹介をしたり,SLの話題を話したりと,気さくにフレンドリーに対応をしていた.

途中,沿線の住民が手を振っていた.あるお宅では常連で,毎回手を振ってくれるとのことで,沿線を上げておもてなしをしていることを感じる.SLが故障しても手を振ってくれる姿を見ると,なんだかジーンとしてしまう.

ところで,このチラシは日光市観光協会と東武グループで作成しているもの.取組みは素晴らしいが,田植えをする風景は昭和前期といったイメージ.現在の鬼怒川にて感じられるイメージとはちょっとかけ離れているような気もしないではない.

SL展示館(下今市駅)

下今市駅に到着.跨線橋から見たSL機関庫(左奥).手前に転車台(転車台広場)がある.今日は「東武鉄道創立120周年記念SL感謝フェア」のイベントをやっており賑やかであった,が肝心のSLが故障であり....

SL展示館が併設されている.下今市駅の構内にあるので乗車券もしくは入場券がないと見ることができないが,特別な入館料はとられず観覧できる.
SL復活プロジェクトの軌跡や運転室のひみつ,蒸気機関車のしくみ,鉄道ジオラマなどがあり,休憩室も供えられている.

機関庫で修理中のSL大樹.復活はいつの日か・・・・

次の日SL復活,駅前でショー[SL大樹の走る鬼怒川へ3]

次の日,「東武鉄道SL復活運転プロジェクト」のフェイスブックを見てみると「通常どおり運転予定です。」とのこと.3連休の2日目,さすがに指定券は既に満席で乗ることはできないが,せめて勇壮な姿だけでも見てみたい!とのことで,急遽,鬼怒川温泉駅にやってくるSL大樹を見に行くことにした.鬼怒川温泉駅9:38着,折り返し11:08発.


鬼怒川温泉郷

鬼怒川温泉.鬼怒川に挟まれて大型のホテル・旅館が建ち並ぶ.見た目古そうな建物でも,中はリニューアルされてきれいな施設も多い.

駅にSLがやってくるまで時間があったので,鬼怒川温泉ロープウェイで丸山山頂へ.山頂にはおさるの山があって,餌付け体験ができた.

鬼怒川温泉ロープウエイ

丸山山頂からみた鬼怒川温泉の街並み.紅葉が始まったところ.

鬼怒川温泉駅にて

鬼怒川温泉駅ホームに入ると,下今市駅からやってきたSL大樹が既に到着していた.隣には,真っ赤な車体の会津鉄道の会津若松行きディーゼルカー.
鬼怒川温泉駅は,今となっては,どこの鉄道会社か分からなくなるくらい,色々な車両がやってくる場所になった.蒸気機関車,ディーゼル機関車,ディーゼル列車,特急スペーシア,JR特急きぬがわ,青い客車などなど...

これから転車台に向かうSL大樹.

前進して,バックして,ポイントを通過して,また前進して,転車台へ機関車は向かう.

今度は,JR東日本の特急きぬがわ号がやってきた.もともとは成田エクスプレスだった車両.

駅前でSLショー

鬼怒川温泉駅前の転車台広場には大勢の人が集まっている.

そして,SL大樹がやってきた.

独特の音をたてて,まるで生き物のように,真横を通過していく.SLは別格である.

転車台をぐるり180度,ゆっくりと回っていく.途中で止まって,色々な汽笛の鳴らし方を実演し,SLの魅力を伝えながらショーが行われる.

大勢の人で賑わう鬼怒川温泉駅の駅前広場.

向きを変えると,転車台を後にする.みんな手を振ってショーが終了した.

その後,SL大樹の故障によるDL代走は減ってきている.運行を始めた年(2017年)の11月までは故障が頻発していたのであるが,メンテナンスに慣れてきたからなのか,対策が功を奏してきているのか,フェイスブック上で故障の記事を見ることが少なくなっている.

日光いろは坂,そして中禅寺湖へ

さて,行程を当初予定の周遊観光に戻して,日光いろは坂へ.さすがの紅葉シーズンとあり大渋滞.通常20分のところ,1時間かかるとか.

紅葉は色づききれいであった.

トイレ休憩で立ち寄った明智平.ロープウェイが走っており,せっかくなので展望台駅へ.展望台からは,中禅寺湖と華厳の滝の眺望が素晴らしい.

そして,今回の旅の終着地,中禅寺湖に到着となりました.午後3時を回り,だんだんと日も沈む刻となってきたので,帰途につくことにした.

ローカル線に乗って[銚子・犬吠埼へ1]

郡山(福島県)から銚子・犬吠埼に行くのに,最も時間が早いのは,東北新幹線に乗って東京駅で銚子行きの特急に乗り換えて向かうのが一番速い.しかし,直線距離で見たときに一番近いのは,水郡線に乗って水戸で乗り換え,鹿島臨海鉄道に乗って鹿島神宮で乗り換え,そこからローカルバスに乗って銚子駅まで向かうルートである.
のんびり沿線の風景を味わいながら,ローカル線に乗って銚子・犬吠埼へと向かった.

旅のスタートとなる
郡山駅の水郡線ホーム3番線

(旅行年月:2010年5月)


■水郡線でのんびりゆったり(郡山→水戸)■

郡山駅の水郡線ホームは,2・4番線ホームを東京寄りに歩いていった端っこの方にある.今は3番線となっているが,昔は「3番線」と言わず「水郡ホーム」となっていたが,2007年から旧1番線が廃止されて欠番になっていたものを直したことにより,「3」の数字が与えられるようになった.

新型のディーゼル車両で,車内は広々と快適なローカル線である.郡山9:18発の水戸行きで,水戸到着は12:39着,およそ3時間20分も乗車することになる.

水郡線の車窓は,のどかな田園風景が延々と続く.車窓の変化が乏しいので,まさに「のんびり・ゆったりローカル線の旅」となる.

矢祭山の近くになると,久慈川に沿って走る区間となり,車窓に変化がある.
久慈川は,八溝山の北側(福島県側)を源流として,福島県の東白川郡と茨城県を流れて太平洋に注ぐ河川である.

矢祭山駅の裏手には,矢祭山という山がある.標高は383m,南側一帯は矢祭山公園で,サクラやツツジ,紅葉の名所となっている.水郡線の沿線風景で,唯一観光地らしい車窓の広がるところで,ある意味「ハイライトの区間」といってもいい.ちなみに,もったいない図書館や住基ネットに繋がないといったことで話題となった「矢祭町」がここである.

福島県から茨城県に入り,お昼が近づいてきたので,郡山駅で買っておいた駅弁を食べることにした.弁当は「福島まるごと辨當」.お弁当で味わう美味しい福島フルコースと書いてあって,表紙には三春駒や唐人凧が描かれている.メニューもきっちり書かれていて,「郡山のあさか舞こしひかりの鮭親子めし」「郡山の鯉の甘酢あん」「伊達鶏のてりやき」「いわきの目光唐揚げ」「天栄村のお漬物」「福豆屋自家製牛糸こん煮」「山の幸 細竹・栗・山菜」となっている.うまかった.

■鹿島臨海鉄道に乗り換えて(水戸→鹿島神宮)■

水戸からは,真っ赤な車体の鹿島臨海鉄道に乗り換えて,鹿島神宮を目指した.地図を眺めると,太平洋沿岸を走っているのであるが,車窓から海が一望できる区間はほとんどなく,海が車内から見られないのはちょっと残念であった.

しかし,今日は鹿島サッカースタジアムでアントラーズの試合があるようで,車内は赤い帽子や,赤いシャツを着たサポーター達で満席であった.

鹿島臨海鉄道はJR線ではないため,郡山駅で切符を購入できなかったが,水戸駅の発車ホームがJR線と同じであったため,車内で精算するように駅員さんから言われた.車掌さんから乗り越し精算を行うと,昔懐かしの「ぱちん,ぱちん」と紙にパンチで穴を開ける乗り越し精算切符が手渡され,ノスタルジックな気分になった.

 

試合開催日は,臨時駅となる鹿島サッカースタジアム駅に停車し,ほとんどの乗客がここで降りていった.

■ローカルバスで銚子へ(鹿島神宮→銚子)■

鹿島神宮駅から銚子へ行くには,JR線鹿島線と成田線に乗って行く方法がある.しかし地図を見てみると,利根川と鹿島臨海工業地帯に沿って国道が走っており,ここを走るバスがあるのではないかと時刻表を調べてみたら,関東鉄道のバスがありました!
土休日は1日6本で,利根川経由と海岸経由とある.次のバスは14:35発の海岸経由銚子行き,バスで向かうことにした.

バスは,いたって普通の路線バス.これで銚子まで1時間40分かかる.料金は1,360円.

鹿島臨海工業地帯の中を走っていく.かなり荒涼とした風景.

「海岸経由」となっていたので海の風景を期待したが,こちらも海沿いは走らず,ちょっと内陸の道を走っていく.

そして,利根川の最も河口寄りにある「銚子大橋」を渡ると,茨城県から千葉県となり,終点銚子駅となる.

16:15 銚子駅到着

銚子漁港・醤油の街[銚子・犬吠埼へ2]

■銚子漁港■

銚子電鉄に乗って観音駅から歩いて10分程度のところに銚子漁港(第一卸売市場)がある.日本有数の水揚量を誇る港で,2006年は全国1位の約26万トンであった.

「夕陽と銚子漁港」
思わず写真を撮った.夕陽がとてもきれい.

■近くの海鮮店で「大はまぐり」を食べる■

銚子では,はまぐりも多くとれるとのことで,名物となっているが,お店ではまぐりを注文してみると,これがでかい!イメージしていたものとは違っていた.写真で見ると,あまり大きさが実感できないかもしれが,右上のレモンと比較してみても大きいのである.(皿も大きかった)銚子に来たら,是非大はまぐりを.

やっぱり刺身の盛り合わせは外せないでしょう! ネタも新鮮で美味しい.

カレイを揚げたものに,キノコと大根おろしのみぞれをかけた料理.これもうまかった.

机の調味料のところには「醤油」が2種類置かれていた.「ヤマサ醤油」と「ヒゲタ醤油」.銚子は,醤油の街としても有名なのであった.

■醤油の街・銚子(ヒゲタとヤマサ)■

銚子沖は,暖流と寒流がぶつかり合うので,夏涼しく,冬暖かく,湿度が高いという気候となっており,これが,醤油を醸造する際のこうじ菌などの活動には最適とのことで,江戸時代の初期にヒゲタやヤマサといった醤油造りが始められるようになった.さらに利根川の水運を利用して江戸へ運ぶのにもよい場所であった.
銚子駅のベンチにも,ヒゲタしょうゆ,ヤマサしょうゆの記載があるものが多くある.

銚子駅から西に向かって道路を歩き,南側に線路を渡って歩いて15分ほどで「ヒゲタ醤油」となる.1616(元和2)年創業.事前に電話連絡を入れれば(直前でもOK)無料で中を見学することができる.ただし,土日祝日は,映画上映と史料館のみの見学であるため,フレスコ画を見ることはできない.
通常よりもお得な値段で醤油を買うこともできる.「たまごかけご飯にどうぞ」「銚子ヒゲタ刺身醤油」「ヒゲタ醤油」の3本セットを買って帰った.

今度は,銚子駅から東側に歩いて10分ほど(銚子電鉄仲ノ町駅からも近い)で「ヤマサ醤油」となる.1645(正保2)年創業.こちらも事前に電話連絡を入れれば無料で工場見学をすることができるが,工場休業日は映画上映のみとなる.
ちなみに,うすくち醤油とは,塩の量が少ないという意味ではなく,色が薄いという意味で,塩の量はむしろ多いことを初めて知った.

ヤマサ醤油で販売していた「しょうゆソフトクリーム」.見た目,モカソフトクリームのようだが,味は間違いなく醤油味,甘しょっぱい感じで美味しかった.ヤマサの方が,見学者が多かった.

工場見学の最大の楽しみが記念品.醤油工場では,PRビデオ(上映映画)を見終えた見学客に対し,子供も含めて一人ひとつの醤油がプレゼントされた.
ヒゲタとヤマサの2カ所回れば,2本GETすることができる.(写真左がヒゲタの本膳,右がヤマサ醤油の記念品)

銚子電鉄・ぬれ煎餅[銚子・犬吠埼へ3]

■銚子電鉄■

銚子電鉄は,関東地方の最東端に位置するローカル私鉄で,銚子~外川間の6.4kmを約20分で結んでおり,1923(大正12)年に開業している鉄道である.
しかし,2006(平成18)年に当時の社長の約1億円にのぼる横領が発覚し,モータリゼーションによる乗客減もあって,倒産寸前の状態になった.さらに,国土交通省の監査による,線路や踏切などへの改善命令も出され,車両の法廷検査の費用も必要となり,社員の給料さえも全額払えない状況になった.
そこで,副業として販売していた「ぬれ煎餅」を売ることにしたが,当初は売り上げが思うように伸びず,資金不払いが発生してしまう状況に陥っていたときに,インターネットへ「ぬれ煎餅を買ってください.電車修理代を稼がなくちゃいけないんです」と書き込みを行ったところ,大きな反響を呼び,テレビなどでも取り上げられて,爆発的な売り上げを記録した.それにより電車の点検費用をまかなうことができ,線路などの施設の更新を行うことができ,今年夏には,車両の更新(中古ではあるが)も行うことができ,廃止を免れて銚子の街をのんびり走り続けているという鉄道なのである.

銚子駅改札口
片道切符は自動券売機で購入できるが,往復乗車券や1日乗車券は,銚子電鉄の車掌からしか購入できないため,そのまま駅員に断って改札内に入ってホーム(2番線の先)に行くことができる.

JR線の2番線ホーム先にある銚子電鉄のホームのりば.Suicaのタッチする機械が置かれている.

洋風の駅舎になっているが....塗装が剥げていて,銚子電鉄らしい.

銚子電鉄1000形
どこかで見たことがある車両.そうです,昔の地下鉄銀座線の車両を利用している.

車内で購入した片道切符.

車内にはゲーム「桃太郎電鉄」((株)ハドソン)から応援している広告が貼られている.車両のラッピングもこのとおり.

車内の壁の非常用補助ランプ,地下鉄銀座線は駅に到着する前に車内のライトが消えていたので,そのときに「ピカ」と光っていたのを思い出す.

キャベツ畑の中を走っていく.

■ぬれ煎餅・犬吠駅■

ぬれ煎餅は,犬吠駅舎の中で販売している.ただ,ぬれ煎餅はここでしか買えないわけではなく,街中のコンビニでも販売している.

目の前で実演して販売している.
1日乗車券を購入していれば,1枚無料でもらうことができる.

ぱりっとしておらず,しっとりしているぬれ煎餅.私としてはこちらの方が好みの食感である.

ぬれ煎餅には3種類の味があって,濃い口の「普通味」,うす口の「うすむらさき味」,甘口味の「甘じょうゆ」とある.

犬吠駅
壁のタイルは剥がれ落ち,廃車となった電車はかろうじて展示館として利用されているようだが,会社の経営状態が如実に表れているように感じる.

 

廃車を利用した「銚子の観光案内」

■昭和初期の電車■

この電車(700形),1942(昭和17)年に製造された電車で,いまだに現役で働いているのには驚かされる.しかし,この電車も老朽化によって国土交通省から業務改善命令がでており,2010(平成22)年7月に,代替車両の譲渡をうけてついに引退となった.2010年のゴールデンウィークにはかろうじて廃車前に最後の運行を行っていた.

床が木の電車.昔の電車やバスはみんな床が木だった.

この電車は,1949(昭和24)年製造の800形.すでに車体は錆だらけ,ボロボロなのである.

車内はこんな感じ.このレトロな車両を見に銚子電鉄まで訪れる観光客も多い.もちろん冷房は付いていない.

外川駅に置かれている700形.
既に引退しているが,駅の奥の引き込み線に置きっぱなしである.

同じく,外川駅に置かれているユ100形で,国鉄貨車を改造して造られたオープン式のトロッコ客車.当時NHKで放送されていた澪つくしから命名された「澪つくし号」という名前が付いている.ただし,現在は安全面の都合により休車となっている.

外川・犬吠埼[銚子・犬吠埼へ4]

■外川の街■

銚子電鉄終点となる外川駅.外川は坂道の街としても知られ,1958(万治)年から6年あまりの歳月をかけて造られたとのこと.外川(とかわ)駅は,NHKの朝の連続テレビ小説「澪つくし」のロケ地となっていたところで,昭和時代の雰囲気を残すローカル線の駅舎である.

駅舎内の出札口も木造で,レトロな雰囲気を残している.

外川は坂の街として,坂道からは海が見え,道路は碁盤の目状になっている.石畳の坂道が残っている.

魚問屋が外川ミニ郷土資料館をオープンさせており,中にはいると,漁業の歴史などが写真と共に展示されている.入場無料で気軽に立ち寄ることができる.

豆腐屋さんの建物の壁面.「フ」が10個で・・・.

■犬吠埼■

犬吠駅から歩いて数分,海が見えてきた!

犬吠埼湧水.こんなに海の近くでわき水が湧いているのはなんか不思議である.

左に犬吠埼灯台が見えてきた.

犬吠埼灯台は,1874(明治7)年に完成した灯台で,高さ約27m,約35kmまで光が届く灯台である.現在は,船舶に気象を提供したり,人工衛星(GPS)の誤差情報を提供したりしているといい,真っ白な灯台が海を見守っている.

犬吠埼灯台の麓から見た海岸線.