郡山見聞録【No.108】 JR郡山総合車両センター一般公開

昨年(平成28年)は6月に「郡山車両基地まつり」として開催されていたが,今年は名称を「郡山総合車両センター一般公開」と変え,時期が2017(平成29)年9月16日に開催された.毎年恒例となっているイベントで,普段は見ることのできない列車の整備工場を見ることができ,なんと言っても本物の列車や設備を間近に見れるので,展示館とは違った迫力で見学をすることができるところに大きな魅力がある.子供だけではなく,大人も結構興味をそそられるもので,小さいときに乗り物好きだった思い出を懐かしく感じるお父さんもいるに違いない.いつも目にするJRは,窓口で切符を買って改札口を通り,列車に乗って移動するといったところであるが,実際に列車を運行するには裏方の整備が大変重要であり,鉄道の運行を陰で支える大きな役割の部分を肌で感じられるイベントである.

総合車両センターへは郡山駅から無料の臨時列車が走っており(定員200名で出発の30分前から整理券配布),2両編成の気動車がゆっくりと止まりそうになりながら,右手に東北本線,左手にイオンタウンを眺めて,総合車両センターへと走って行く.臨時列車に乗れなくても,駅前から臨時のバスが走っているので,足に困ることはない.

中に入ると車両が展示されているのはもちろんであるが,トラバーサと呼ばれる車両を横方向(左右)に移動させる機械の実演や,そのトラバーサに実際に乗って1往復移動する体験乗車,レールスター体験乗車,高所作業車に乗って電車の屋根見学,ドア開閉操作体験,車内放送の体験,行き先方向幕の操作体験,モーターや台車,輪軸の展示,台車の組み立て実演,ブレーキ弁操作体験,パンタグラフ動作実演,ミニSL乗車,塗り絵・ペーパークラフトコーナなどなど,様々な体験を本物の装置を使って体験できるところが大変魅力的である.

社員食堂も開放されてカレーライスやそばなどが食べられ,外のテントではやきそばやポテト,ポップコーン,鉄道グッズなども販売されている.高校生による和太鼓演奏やピエロによるバルーンアートなど鉄道以外の催しも取り入れられている.

今年の開催日は3連休の初日であり,他でも秋のイベントが開催されていたりなど,昨年よりも若干人手が少なかったようにも感じるが(その分,それほど並ばずに体験ができたところはGood!),子供達が「ものづくり」や「技術」へ興味を持つきっかけとなるよう,毎年開催して欲しいイベントである.

(写真はTwitterで.https://twitter.com/banchan_world/status/908867451680563200