福島見聞録【No.1-20】[一括掲載]

(このページは2007年に掲載したものです)

No.20 クリスマスイルミネーション

クリスマスのシーズンがやってきた.福島では駅前とパセオ通りの2カ所でイルミネーションが点灯している.
福島駅前イルミネーションは,東口駅前広場を中心にツリーや花壇への約5万球の電飾となっており,2007年11月30日から1月6日の16:30~22:00まで行われる(その後,2月14日まで延長されることが決定).樹木への電飾はブルーを基調としており,幻想的な空間を演出している.そして,今年は市制施行100周年を記念していることもあり,大がかりにイルミネーションを行っているのがまちなかの「パセオ通り」である.例年は数本の電飾しかされていないが,今年は約50本のほぼ全ての街路樹に約10万球の電飾を施しており,ちょっとした話題となっている.パセオ通りの電飾は最近流行の白や青の電飾ではなく,昔ながらの暖かみのある電球色のイルミネーションであり,これだけ徹底的に電飾がならんでいると,見ていて気持ちがいい.クリスマスイブには,一方通行の車道にはこのイルミネーションを一目見ようと車が列をなしていた.12月14日から翌年2月14日のバレンタインデーまで点灯しており,もうしばらくは福島版光のページェントが楽しめる.パセオ通りのイルミネーションは17:00~23:00点灯.(2007,12)

No.19 カレイナニ早川氏の講演会(コラッセふくしま)

福島駅西口インキュベートルーム講演会として,映画フラガールのダンス教師・平山まどかのモデルとなったカレイナニ早川氏の講演会がコラッセふくしまで行われた.カレイナニ早川氏は,常磐ハワイアンセンター(現スパリゾートハワイアンズ)付属の常磐音楽舞踊学院最高顧問となっており,昭和39年のハワイアンセンター設立当時のフラダンス講師として,常磐炭坑で働く家族の少女達をダンサーに育て上げた人である.スパリゾートハワイアンズは,斜陽化していた石炭産業をなんとかしようと,炭坑から噴出していた温泉水を利用して東北に常夏のハワイを造ったリゾート施設で,全て炭坑で働いていた人々によって運営されていた.その施設内で行われるフラダンスショーにも,もちろん炭坑で暮らしていた少女達を起用していた.
講演は,まずフラガール映画の話から始まった.平山まどか先生が酔っぱらって登場するシーン,あのシーンには実際の育成生徒さんに対しても侮辱した脚本であるとクレームをしたそうだが,演出だと言うことでそのまま放映されることになったとのこと.女優さんのプロ意識はすごく,短期間のレッスンで驚くようなレベルに達していき,恐らく見えないところで努力していたのではないかとのこと.最後のシーンの涙は,映画とはいえダンスを習得していった女優さんたちの本当の涙だったということ.そして,ハワイアンセンター建設時代の苦労話,ハワイの話と続き,あっという間に時間が過ぎていった.(ちなみに,借金取りの話も脚本らしい)
「ダンスがいくら上手でも,礼儀や挨拶がだめでは,一流にはなれない.他人に対して謙虚に生きなければならない.」
そのため,育成の生徒さんに対して,ダンスの指導だけではなく,挨拶から箸の持ち方までマナーや礼儀についても厳しく教育していたとのこと.今では,その生徒さんも立派な家庭を持って充実した生活を送っているとのことであった.
講演最後には,なんとフラダンスを全員でレッスンすることになった.右と左にステップを踏み,お日様や波・椰子の木などを手で表現し,楽しい踊りのレッスンとなった.最後のレッスンの時のカレイナニ早川氏は,一番楽しそうに生き生きと話をされていた.予定時間をオーバーし,みんなでワンフレーズのフラダンスを踊って終了となった.本物を身につけている人の心の大きさ,余裕を垣間見ることができた.70歳を越えているのであるが,年齢を感じさせない.感性豊かで生き甲斐を持っている人は,いつまでたっても歳をとらないのかもしれない.私も,いつまでたっても感性豊かに生き生きと生きていきたいものである.(2007,11)

No.18 中合百貨店の北海道物産展

福島駅前にある老舗百貨店に中合がある.しかし,郊外型店舗のオープンや仙台への格安な高速バス運行によって,駅前の中心市街地は衰退の一途をたどり,中合百貨店もその影響を大きく受けている.中合百貨店の歴史は古く,1830年の太物行商が始まりである.そんな中合であるが,人気のある催事として「北海道物産展」が行われる.デパートの最上階にある催事場では,北海道で人気のお菓子や食材,カニが山盛りとなった弁当など,北海道に行かずとも北海道が味わえるので,いつも多くの人出でにぎわっている.先週,この催しが行われていたが,中合も人で混雑しており,最上階から下の階に移動するお客さんによって,デパート内も賑わっていた.中合は福島市でデパートと呼べる百貨店なので,頑張ってもらいたいところであるが,三越と提携している郡山のうすいなどと比べてしまうと,ディスプレイや雰囲気・品揃えなど,どうしても時代に取り残されているようなところを感じたが,現在は新たな取り組みを行って頑張っている.福島市では中合の紙袋を下げた人を多く見るので,中合のステータスは健在である.(2007,11)

No.17 珈琲グルメ(喫茶店)

福島駅前アーケード内のビル2階にムードのよい喫茶店がある.その名は「珈琲グルメ」.1979(昭和54)年にオープンした自家製焙煎の喫茶店である.店内の席は多くの女性たちで埋まっており,休日などは入り口で待たないと席につけないことが多い.カウンター席やテーブル席の他に,中央には十数名が座れる大きなテーブルがあって,少人数のテーブル席が空いていないときは,中央の大テーブルに相席で案内される.飲み物とケーキやデザートがついたセットの人気が高く,久しぶりにあった女性友達同士,つきることなく,そして途絶えることなくおしゃべりが続いていく.また,自分の好きなカップを選んで珈琲や紅茶などを飲むことができ,食べ物だけではなく,器も楽しみながら歓談をすることができる.店の空間もクラシカルで落ち着いておりムードも良い.そしてさらに,店員さんはイケメンの(!?)男性が多く,これもリピータの女性をとりこにしているのではないだろうか.駅前の中心市街地の衰退が叫ばれているが,本物を提供するお店には,人は繰り返しやってくるのであり,街全体として人々が望んでいる魅力ある商業空間を呼び込むことができれば,福島市だって賑わいは取り戻せるに違いない.(2007,11)

No.16 磐梯吾妻スカイライン

紅葉の季節がやってきた.磐梯吾妻スカイラインは紅葉の名所としても知られる有料道路で,高湯温泉から浄土平を通って土湯温泉までを結んでおり,国土交通省が制定した日本の道100選にも選ばれている.この有料道路をドライブしていると,作家の井上靖氏が名付けた吾妻八景(白樺の峰・つばくろ谷・天狗の庭・浄土平・双竜の辻・湖見峠・天風境・国見台)が次々と広がり,雄大な吾妻連邦の景観を満喫することが出来る.
通行料金は普通車1,570円である.道路地図や観光ガイドブックだけを眺めてこの値段を知ってしまうと,「ちょっと割高だな,有料道路はやめて一般道(国道115号)を走るか」などと思ってしまうかもしれない.しかし,まだ一度もこの有料道路を走ったことがないのなら,だまされたと思って走ってみることをお薦めする.空に突き抜けるように道が続き,崖のすれすれをスリリングに走り抜け,信夫山がぽっかり浮かぶ福島市街を一望し,硫黄の臭いが立ちこめて「火山性ガス注意,車を駐停車しないでください」の看板が現れると,緑だった山肌が一変して樹木の植わらない荒涼とした浄土平のダイナミックな風景が目の前に広がり,浄土平では湿原を散策して(湿原といっても荒れている.これだけ自動車や人が入り込んでいれば当然かもしれない),下りにさしかかると今度は磐梯山の屹立とした頂と猪苗代湖が眼下(磐梯山の頂は眼下というよりは水平といった感じである)に広がって,会津盆地がかすかに望める.次々と変化して過ぎ去っていく風景に感動を覚えるに違いない.
浄土平の標高は約1600mであり,福島市の標高が約65mであるので,福島市からやってくると実に1500mも車で登ってきたことになる.スカイラインまでの道のりには温泉街もあって日帰り入浴が可能なので,温泉とドライブをセットにした小旅行が堪能できる.開通は1959(昭和34)年である.今の時代だったら,大自然の中をダイナミックに貫くこのような道路は,環境意識への高まりもあって造れないと思う.ちなみに,浄土平の駐車場は有料で,吾妻小富士へのハイキング登山やレストランなどの施設を利用しようとする場合,さらに普通車410円が必要となる.4月下旬から11月中旬まで通行可で,冬期は積雪のため通行止め.(2007,10)

No.15 阿武急の日フリー乗車券

毎月第1日曜日は「阿武急の日」となっている.この日に限って乗り降り自由のフリー乗車券を大人600円(子供半額)で販売しており,福島-槻木間を乗り通すと通常片道940円であることを考えると,大変お得なフリー乗車券となっている.阿武急とは,第三セクターである阿武隈急行株式会社が運行している鉄道で,福島-槻木間の54.9kmを運行している.かつての槻木-丸森間を結んでいた国鉄丸森線を引き継いだもので,その後1988(昭和63)年に現在のように電化されて福島県側まで延伸開通した.阿武急は,阿武隈川に沿って走っていくので,富野駅を出発すると,左手に阿武隈川が見え始め,兜駅からはいままでの盆地の風景から一変し,渓谷の中を阿武隈川とともに併走していくようになる.あぶくま駅からは,阿武隈川船下りの乗船場も近い.
このフリー乗車券を発売する「阿武急の日」にあわせて,沿線自治体のイベントが催されることも多く,2007年10月の第1日曜日には,「伊達家ふるさとウォーキング(高子駅)」,「マイレールコンサート」,「角田ずんだまつり」などが開催されていた.特に,フリーウォーキングについては,年間スケジュールをたてて毎月10km程度のコースが設定されており,スタンプカードも発行されている.阿武急の日の車内にはリュックを背負った人(年配の方が多い)が多く乗車して賑やかになっている.槻木駅では,仙台駅方面のJR線との接続もよいので,追加で400円を支払えば仙台駅まで乗っていくことも可能である.精算は仙台駅で行うこととなる.仙台まで行くときに単調な景色に飽きていたら,たまには阿武急で阿武隈川の渓谷を見ながら行くのも悪くはない.(2007,10)

No.14 2種類ある高速バス「あぶくま号」(東京への高速バス)

福島から新宿(東京)までを結んでいる高速バスがあぶくま号である(片道大人4,800円,往復8,600円,ネット割引・早割あり).あぶくま号は,郡山や須賀川を経由して東京の新宿駅までを結んでおり,福島はその出発地となっている.あぶくま号は1日12往復運行されているが,福島から発着するのは1日6往復のみで,残りは郡山始発となっている.なにしろ,福島駅から新宿駅まで乗車すると所要時間が5時間以上かかるため,あぶくま号の利用者は郡山駅や須賀川・西郷からが多くを占めている.ホテルと新幹線がセットになったJRの旅行商品「TYO」を利用すれば,値段は倍以上するがホテルもついて約2時間で東京駅まで到着してしまい,また週末2日間だけ有効の「東京週末フリー切符(前日まで購入・大人14,500円・子供3,000円)」を買えば首都圏JRが乗降可能なフリー切符もついてくるので,時間の有効利用や疲労度を考えると,多少高くても福島から東京までは新幹線を選ぶ傾向にある.
福島からの高速バスには2種類の経路がある.ひとつは,福島駅を出ると福島西インターから高速道路に入り,本宮インターで降りて郡山駅に直行するタイプと,福島駅から国道4号を走って蓬莱・二本松市役所に立ち寄って,二本松インターから高速道路に入って郡山駅に向かう鈍行タイプの2種類である.新宿までの所要時間は,直行タイプで約5時間10分,鈍行タイプで約5時間35分となっている.なにしろ,須賀川・郡山・二本松と福島県内をほとんど一般道で縦断するので,国道4号線の蓬莱から坂を下るときに左の車窓に福島市街の街並みが見えたときは,「あれが福島の灯だ!やっと福島に到着した!」などと感慨深いものがこみ上げてくる.2006年12月からは福島北警察署裏あたりに無料駐車場を備えた福島高速バスターミナルを設置し,車利用によるパークアンドバスライドの実現を図っている.福島までやってくる高速バスはこの福島高速バスターミナルが起終点となっている.ただ,「福島高速バスターミナル」などと聞くと,冷房付きの待合室が完備された立派な施設を想像してしまうが,現地は待合室などはなくバス停がぽつんと立って広大な敷地(駐車場)が広がっているのみである.(2007,09)

No.13 飯坂温泉

さらにもうひとつ飯坂温泉も.福島駅から地方私鉄の福島交通飯坂線(地元では「いいでん」と呼ばれている)に乗って約20分走ると,終点飯坂温泉駅となる.摺上川の両岸に大小旅館が建ち並んでおり,約60軒の施設が存在している.大型のホテルや旅館,飲み屋もあって,東北でも有数の大規模な温泉街であったが,日本人の旅行形態の変化によって団体客が減少し,他の大規模温泉街と同様,現在は大変苦況に立たされている.温泉街に入ると廃業した旅館が多く目に付き,温泉街全体が沈降しているのがひしひしと伝わってくる.
共同浴場は9つあって,大人1人200円で入ることができるが,そのうちのひとつは松尾芭蕉も浸かったとされる鯖湖(さばこ)の湯も含まれている.共同浴場にはシャワーなどはない.泉質は単純泉で無色透明である.毎年10月の第1土曜日を中心とした3日間開催される「飯坂けんか祭り」は,日本3大ケンカ祭りのひとつと言われており,大きな山車が街中を練り歩いて飯坂八幡神社への宮入りを行ったあと,山車同士が勇壮にぶつかり合う場面は,見ていて迫力があり大いに盛り上がる.是非,飯坂へ.(2007,09)

No.12 土湯温泉

つづいて土湯温泉のご紹介.福島市と猪苗代町を結ぶ国道115号線沿いに土湯温泉はある.荒川の上流に位置する温泉街で,街の真ん中に渓流が流れている.泉質は単純泉がメインとなっているが,施設によっては炭酸水素塩泉や硫黄泉が含まれているところもある.源泉は約70カ所あるという.土湯温泉はこけしの里としても有名で,約160年前から伝統工芸が受け継がれている.温泉街にはこけしを製作する工程を実演している「土湯見聞録館」と呼ばれる施設があったり,ちょっと立ち寄るカフェがあったり,温泉たまごを販売する店があったり,無料の足湯スポットが4カ所あったりと,もともとコンパクトな温泉街は観光客がぶらっと楽しみながら歩けるように努力がなされている.土湯温泉は源泉が150℃前後と高温であり,温度調整のために加水をしているところが多いが,温泉につかると体がポカポカと温まってくる.強烈な湯あたりの心配もいらず,程よい心地よさの温泉である.各旅館では日帰り入浴をやっていて,観光協会の脇には日帰り入浴をやっている施設の情報が掲示されており,さらに観光協会では2人で1200円になる割引の日帰り入浴券を販売しているので,地図とともに入手するとよい.通常は日帰り入浴料は1人700円となっている(温泉施設によっては安いところもある).(2007,09)

No.11 高湯温泉

福島市周辺には車でちょっと走らせれば温泉が数多くある.そのひとつに高湯温泉がある.福島市から浄土平へ向かう有料道路・磐梯吾妻スカイラインの料金所ゲートのすぐ手前に約10軒ほどの温泉宿泊施設があり,坂道をぐんぐんあがった標高750mのところに位置している.特徴は,なんといっても「硫黄泉」の成分であるということ.正式な泉質名は,酸性・含硫黄-アルミニウム・カルシウム硫酸塩泉質(低張性-酸性-高温泉)であり,温度は42~51℃となっている.硫黄の成分含有では日本で有数の温泉で,効能が高いといわれている.源泉は10カ所ほどあるという.
白く濁った温泉に浸かると,体の芯から温まって,体に成分が効いている感じがする.ただし,少しでも多く成分を効かせようと思って,温泉成分を洗い流さずに浴場をあとにすることが多いかもしれないが,この高湯の硫黄泉は成分が非常に濃く加水加温をしていないので,最初は長い時間浸からずに成分を水道のお湯で洗い流して出ることを勧める.僕も欲を張って洗い流さずに出たら湯あたりを起こしてしまい,その後家に戻ってから倦怠感やだるさが出てきて,その晩はふとんに横になる羽目になってしまった.
高湯には組合で運営管理している共同浴場「あったか湯」が平成15年にオープンしており,大人250円で入浴することができる.駐車場からは源泉の配湯(分湯)状況が見れるようになっている.最近は「源泉掛け流し」という言葉が流行っているが,あったか湯のパンフレットには「自家自噴源泉完全放流掛け流し方式(加水加温無し)」と記載されているので,完全な源泉掛け流しということになる(ちなみに,加水していても一部循環させていても源泉を流していれば源泉掛け流しには該当する).なお,あったか湯は洗い場は少なくて石けんやタオルなどはついていない.広い浴場を希望する場合は,入浴料は高くなるが周辺ホテルや旅館の日帰り入浴を利用するとよい.くどいようだが,くれぐれも湯あたりにはご注意を!(2007,09)

No.10 共通駐車サービス券システム(中心市街地)

福島駅前の中心市街地では,買い物金額に応じて発行している駐車券について,約44の駐車場で共通して利用できる駐車サービス券を発行するシステムを導入している.駐車券を発行する加盟店舗は約274店舗(2007(平成19)年3月末現在).(株)福島まちづくりセンターが介在して,駐車場契約者からサービス券を回収し,加盟店舗にサービス券を発券するシステムとなっており,中心部のすべての大型店で加盟していて,車で中心市街地にやってくるのには大変便利なシステムである.共通システムがないと,商店の契約駐車場がそれぞれ決まっていて,はしごして買い物しても駐車券が利用できるところが限られてしまい,結局駐車場料金を払わなければならなくなることが多い.
加盟している店舗や駐車券には,下記のステッカーが記載されている.基本的に30分単位の発行であり,加盟店によって発券枚数は違っているが,中合やエスパル(駅ビル)などの大型店では1時間単位の発券を行っており(3000円以上で1時間,5000円以上で2時間が多い),中合デパートでは休日に限っては1500円以上の買い物で2時間無料の休日共通駐車券(休日しか使用できない)を発行している.これら全ての駐車券には有効期限があって,発行日より3ヶ月間となっている.
中心市街地でも結構品物が揃うので,極力駅前にきてぶらぶら歩いて買い物をするようにしている.お盆前の休日にはパセオ通りで花市をやっていて,お墓参り用の花(ユリ,リンドウ,ホオズキ,ふまんじゅう(食べ物)なんていうのもあった)やササなどを売っていたので思わず買ってしまった.また,会津のふるさとの盆提灯が古くなっていたので購入しようと思っていたのであるが,街中を歩いていたらサンチェ・イゲタでいいものがあったので,そこで購入した(この「いげた」の店は細長い店の中を小径として地下から半階構造の中2階方式でぐるぐると3階まで巡れるようになっていて,小物などの生活雑貨からカーテンまで品揃えがあって面白い).中心市街地の店の方は,商品のことを詳しく知っていて,いろいろと丁寧にじっくり教えてくれるように感じる.合理的な生産流通を行っているホームセンターやチェーン店のバイト店員とはちょっと違う.ちなみに,私が福島の中心市街地であったらいいと思っている店は家電量販店である.せめてヨドバシカメラのような店が駅前にあればいいのにな,と思う.消耗品であるMDやDVD,プリンタのインクや用紙なども,車で行かなければ購入できないようなので.(2007,08)

No.9 ぐう゛ぇ~,暑いぞ福島市は!

福島市の夏は「あつい」と聞いてはいたが,噂は本物,本当に暑い熱い日が続いている.日中の気温も午後になると35度近くにまで上がり,夜になっても気温は下がらず寝苦しい日が続く(25度前後).盆地特有の気候で,夏暑く,冬寒いといった傾向である.郡山市や会津若松市でも日中は気温が高くなるのであるが,福島市と違うのは標高が高い(標高200m程度)ため,夜になると20度弱くらいまで気温が下がって寝苦しさは若干和らぐ.夜の暑さは福島市の方がひどいのである.ちなみに福島市の標高は約66mとのこと.もう,クーラーが欠かせなく,夜寝るときも扇風機はかけっぱなしで,汗だくだくで寝ている.それでも,東京の夜の暑さに比べれば気温が低いと思われ,夜でも26~8度で推移するコンクリートジャングルの東京よりはまだましか,と思って自分を納得させている.この暑さが,全国第2位の出荷量を誇る「モモ」の栽培に適しているとのことであり,果物王国福島市を築いているのである(モモはうまい!).でも,早く秋が来ないかなぁ~.(2007,08)

No.8 コラッセふくしま

福島駅西口(新幹線側・中心市街地とは反対側)にある複合施設のビルが「コラッセふくしま」である.コラッセとは福島の方言で,こちらにお出でくださいという意味で,一般公募によって決められた名前である.公的機関の施設が入っており,住民票などが受け取れる市行政サービスセンターや,県パスポートセンター,県内各市町村の案内パンフレットが置いてある情報ステーションなどもある.日曜日も住民票やパスポートが受け取れるのでありがたい.
1階の観光物産館では,県内各地の名産やおみやげなどの物産を販売しており,ここにくれば県内の物産はある程度手に入れることができ,観光情報センターもある.お酒だってよりどりそろえてある.2階には市産業交流プラザがあって,福島市内にある企業の工場で製作されているものが紹介されている.そして,現在市政100周年の企画展示として,福島市の100年を振り返る写真展が開催されていて,これがとても興味深くて面白い.養蚕業で栄えた福島市であるが,明治・大正・昭和にかけて時代とともに写真で紹介されおり,市中心部の変遷や,掛田(霊山)まで路面電車が走っていた頃の写真,弁天山から松齢橋と市街地を撮影した写真,中合と山田百貨店と長崎屋と遠藤チェーンとコルニエツタヤと,まだまだ中心市街地が賑やかだった頃の写真など,企画展に終わらせず,常設展示として永遠に展示してもらいたい内容であった.
12階の最上階には創作和食料理のレストラン「Ki-ichigo・きいちご」がある.結婚式場のエルティが運営しているもので,山に囲まれた福島市街の盆地の眺望を眺めながら,ランチやディナーを楽しむことができる.12階にはレストラン以外にも,テーブルや椅子の置いてある無料展望室もあるので,高いところから福島を眺めるには絶好のポイントである.
この他にも,各種会議室やミニ図書館,中小企業を支援する経営プラザや商工会議所などがテナントとして入っており,駅前にある公的機関として便利な施設である.ちょっと余談であるが,このように市街地中心部に人を呼び戻す方策として,駅前に公的機関の窓口を持ってくる事例は増えているが,岩手県の盛岡駅前にある「アイーナ」では,県立図書館や運転免許センター,県民活動交流センター,パスポートセンター,県立大学のサテライト教室,大ホールなど,大規模で主要な規模の施設を一つの大きなビルに入れていて,規模の点では岩手県盛岡の方が上であると感じた.(2007,08)

No.7 かわまたシルクピア(川俣町)

川俣町は福島市から国道114号線で東南方面へ約22kmいったところにある町で,阿武隈高地の北部に位置する丘陵地帯である.古くから「絹の里」として栄えてきたところで,養蚕業や糸紡ぎ,機織りの技術は平安時代から伝えられているとされている.そんな川俣町の絹織物産業を展示する施設が,国道114号線沿いの「道の駅川俣」に併設されている「かわまたシルクピア」である.施設は3つの建物からなっており,絹織物産業についての文献や常設・企画展示展を行っている「おりもの展示館」,機織りや染色が実際に体験できる「からりこ館」,そして川俣町の物産を販売している「かわまた銘品館シルクピア」となっている.展示資料館は入館料150円とられるが,物産館(銘品館)は無料で入ることができ,桑の葉のソフトクリームや,特産品である川俣シャモ,絹製品などを販売している.実際展示してある絹製品を触ってみると,肌触りが全然違い,ポリエステルなどの生地と比較する展示もあって,いかに絹が肌触りがいいかを実感することもできる.(2007,07)

No.6 福島市内100円バス運行

これも市政施行100周年事業の記念イベントの1つとして行われたものである.2007年7月1日(日)に限り,福島市内を発着する路線バスは,どの区間まで乗っても1回100円で乗れるというもので,高速バスと自治体バスを除いた福島市内を発着する路線バス(福島交通・JRバス東北)が対象となっており,福島市を発着している路線であれば,福島市外まで乗車しても100円で乗車できるようになっている.せっかくの機会なので,川俣町の道の駅にある「かわまたシルクピア」に路線バスで行ってみた.
福島駅から川俣まではJRバス東北がバスを運行している.かつては川俣まで松川駅から国鉄川俣線が走っていたが1972(昭和47)年に廃止,その後の代替交通機関として松川・川俣間をJRバス(当時は国鉄バス)が運行していたが,これも今はJRバスが撤退し,自治体バスとして別会社が運行している.そんな関係からか,川俣地区はJRバスが走っている地域なのであるが,福島駅から川俣までのJRバスは,かつては浪江駅まで運行されていた福浪線の一部で,2004(平成16)年4月に問屋前・浪江駅間が廃止され,短縮した現在の形で運行されているものである.そんなJRバスに揺られ,川俣まで往復してきた.下車するときに,路線バスに関するアンケートハガキを運転手さんからもらった.
地方都市で公共交通に人を乗せるためには,現在のバス運賃では高すぎる.家族全員で休日にバスなどを利用して中心部まで買い物にいくとなると,その交通費がバカにならなくなり,駐車場代とガソリン代を払って自家用車で行った方がよくなってしまうのである.根本的に,自動車をやめて公共交通への利用促進を図るのであれば,公共交通を利用した方が経済的に安くなるようにしなければ利用者は増えるはずもなく,土日には今回のような「どこまで乗っても1回100円」,「大人最高運賃200円まで」,「大人半額」,「バスを利用したら購入製品の配送費用は半額」などといった思い切った施策をやらないと,バス利用への転換は図れない.環境負荷への低減も図れるのであるから,公共交通への補助制度をもっと導入してもよいように感じる.ちなみに,100円循環バスはすでに福島市内で導入されている.(2007,07)

No.5 ふるさと100周年・祝賀山車フェスティバル

今年(2007年)の福島市は,市制施行100周年の記念行事が目白押しである.2007年6月30日の夜に,市内全域からの山車を中心部に集結して練り歩く「祝賀山車フェスティバル」が開催された.福島市政施行100周年記念事業のひとつで,合計38台の山車(だし)が集結した.山車とは祭礼の時に飾り物をして引き出す車のことで,もともとは「出し物」の意で,神の依代として突き出した飾りに由来するのだという.国道13号線を全面的に通行止めにして祭りが行われ,市内各町内の山車が国道13号線に集結して,大きなかけ声と太鼓の囃子とともに練り歩く様子は,大いに盛り上がるものであった.
各町内の山車は色々な形,そしてお囃子のリズムがあって面白い.街路樹の樹木に当たらないように,山車の先端の部分をいちいち折りたたむのは,見ていて大変そうであった.山車の提灯の灯りも,発電機を積んで電球にしているものや,本物のロウソクを灯しているものなどあって,ロウソクを灯しているものは,ゆらゆらと光りが揺れるので風情が感じられるものである.旧長崎屋前の交差点では,最後に飯坂温泉の3台の山車による飯坂ケンカ祭り(岸和田のだんじり祭りとともに日本三大ケンカ祭りのひとつとされており,毎年10月第1土曜日に開催されている)のぶつかり合いも再現され,迫力ある山車の押し合いが見られた(でも,本物のケンカ祭りの時の方が,もっと山車がぶつかり合って盛り上がりは大きいと思われる.今回のはセレモニーである).
まだ梅雨が開けていないが,これからやってくる暑い夏に向けて,夏祭りの前夜祭的な感じがするイベントであった.余談だが,福島の夏は相当暑いと聞いているので覚悟をしているが・・・.祭りの模様はこちらへ.(2007,07)

No.4 仙台が近い(仙台行きの高速バス)

1日47往復,15分~20分おきに出ているのが仙台行きの高速バスである.片道900円であるが,10枚綴り回数券を使うと片道750円,往復1500円(2枚綴り回数券では往復1600円)で仙台まで行けてしまうのである.時間は約70分.週末になると買い物客で高速バスはほぼ満席,補助椅子を利用することもしばしばあって,平日でもビジネス利用客がおり,利用客が多い高速バスである.こうなってくると,福島市はすでに仙台圏内といった感じで,仙台に行く方がなにかと便利な地域である.仙台空港も,仙台駅から福島寄りの場所(名取市)にあり,近年の空港アクセス鉄道の開通もあって,福島空港を利用するよりも,仙台空港を利用した方が便利なくらいである.
これだけ仙台へのアクセスがよくなると,打撃を受けるのは福島市内の商店街である.ご多分に漏れず,福島市でも駅前などの中心市街地の衰退は激しく,屋台村を設置したり,イベントや祭りをまちなかで開催したりと,中心街へいかに足を運んでいただくかといった視点での取り組みがされている.花見山のシーズンには,まちなかでのイベントも開催して,駅からのシャトルバスの案内放送でPRしたりといった努力もしている.でも,品揃えの豊富さや欲しい商品が手に入るといった仙台の持っている魅力は,大きなものがある.なるべく,日用品など福島で手に入るものは,福島で購入するように心がけている.(2007,07)

No.3 アンナガーデン(聖アンナ教会)

国道115号線を土湯方面に走らせていき,ちょっと道を左に曲がって門をくぐると,小さなショップが建ち並ぶ夢のような空間が現れる.聖アンナ教会を中心として個性的なお店が並んでいるスポットが「アンナガーデン」である.吾妻連峰の山麓に位置しているので,緑が豊かであり,園内は坂を巧みに利用して個性的な建物が色々と建ち並んでおり,アイスクリーム屋,雑貨屋,パン屋,みちのく福島路ビール,英国アンティーク家具の店,うつわの店,喫茶店,駄菓子屋,ピザ屋,ソバ屋など,ぐるっと歩いていると結構面白い.
聖アンナ教会は,英国ブリストル聖ミカエル教会の格式を受け継いでいる教会で,伝統的な英国スタイルをそのまま復元した建築で,ステンドグラスは聖ミカエル教会からそのまま移設したものだとか.森の中のガーデンウエディングとして,結婚式も行うことができる.また,ここは高台に位置していることから,福島市内でも有数の夜景スポットである.家族連れ,カップルでどうぞ.営業時間は店によってまちまちであるが,大抵午後6時前後で閉店となっている.ちなみに,アンナガーデンの正門は午後9時で閉まる.入園料はなし.(2007,07)

No.2 福島県立図書館

住宅の広がる森合に県立図書館がある.正面に信夫山が迫る敷地内には,広々として開放的なスペースに建物が建っており,左側が県立美術館,右側が県立図書館となっている.1984年に現在の場所に移転しており,蔵書数は約70万冊である.県内で最も参考資料が充実している図書館であり,調べものがあったりするときには,県立図書館に足を運べば一通りの参考図書や様々な百科辞典を見ることができる.雑誌コーナーや分野ごとの一般図書も置かれており,一人10冊まで借りていくことも出来るし,県立図書館のホームページからは,蔵書図書の検索ができるようになっており,在庫があるか貸し出し中になっているか,さらに会員手続きをとれば貸し出し図書の予約までインターネットでできるようになっている.このように,資料館などの公共施設が充実しているのも県庁所在地の魅力であり,早速福島市に関連する地名辞典のコピーを行ってきたところである.
ちなみに,図書館と美術館の中間に喫茶&レストランがある.公共施設の店なので「それなり(1杯400円の天ぷらそば,500円のカレーライスなど・・・)の」メニューかと思いきや,ランチセットで1200円~1500円,ワンプレートランチで1000円程度といった本格的な料理を出す店であったので,味見は次回してみることにした.(2007,07)

No.1 ようこそ,花も「み」もある福島へ

福島市は今年,市政施行100周年を迎えている.「ようこそ,花もみもあるふくしまへ」は,福島駅の新幹線ホームやコンコースにピンクの垂れ幕が下がっているキャッチフレーズである.福島市は,1907(明治40)年4月1日に誕生した.県内では会津若松市に次いで2番目の市政施行であり,当時の人口は31,835人で面積は8.8km2であった.現在の福島市は,人口289,395人(H19.6.1現在),面積は746.4km2,市中心部には阿武隈川が悠々と流れ,信夫山(しのぶやま)がインパクトとしてそびえている.福島市を歩いてみてここ一週間程度の印象は,ファミリーが生活する場として非常に居心地のよい空間が広がっており,県庁所在地であるということもあってか,郡山のような殺伐とした商業地の都会というよりは,ゆとりのある落ち着いた住み心地のよい地域である印象を持った.これから,福島の見聞録をシリーズで掲載します.お楽しみに・・・.(2007,06)

(このページは2007年に掲載したものです)

郡山見聞録【No.61-80】[一括掲載]

(このページは2006~07年に掲載したものです)

No.80 高速バスの早割・ネット割(あぶくま号・新宿行)

高速バスにも飛行機のチケットのような,早割やネット割があるのをご存じだろうか.JRバス各社が共同で運営する「高速バスネット」という予約サイトがあり,ここからチケットの購入をすると,購入した日に応じて早期割引が適用され,さらにクレジットカード決済を行うとネット割引が適用されるというものである.この割引は,JRバス全路線で設定されているというわけではなく,一部の路線に限られている.
福島県内発着でこの割引制度が実施されている路線は,福島・郡山駅-新宿駅新南口を結んでいる「あぶくま号」のみとなっている.割引率も路線毎に違っていて,あぶくま号の場合,21日前まで購入「早割21」で20%,14日前までの購入「早割14」で15%,7日前までの購入「早割7」で10%,クレジットカード決済をする「ネット割」で5%となっている.注意したいのは,一度予約購入したチケットの便変更がきかないこと(変更したい場合は100円の取消手数料を払って一旦取り消してから再度購入という手続きになる),早割の割引は普通片道運賃に対しての割引になっているため,往復割引だけで10%割引となっていることを考えると,早割7の恩恵は片道利用のときだけになることが挙げられる.クレジットカード決済のネット割で購入した場合は,WEB乗車票を印刷して持参するか,携帯電話のWEB乗車票を表示して,乗車時に決済で使用したクレジットカードを乗務員に提示して乗車することとなる.
なかなか前もって乗車券が購入できない方にとっては,乗車するバスの始発バス停発車時刻の2時間前まで購入できる往復割引(10%引き)のネット割(5%引き)を利用すること(合わせて14.5%引きとなる)が,実質的に多く利用する割引率ではないだろうか.ちなみに,郡山駅-新宿駅までの普通片道運賃は4,000円(往復8,000円)なので,往復割引では7,200円,ネット割を使うと6,840円となる.ネット購入を利用する場合は個人登録(無料)が必要となる.

No.79 休日の郡山駅前の歩き方

ブログでも記載してますが,私なりの休日の郡山駅前の歩き方を紹介します.郡山駅前にぶらつきにきたときは,大抵ルートが決まっています.まず,中央大町バス停でバスを降りるのがお昼ころなので,昼食を近くのレストランなどでランチします.それから,まずうすい百貨店に入ります.エレベータで10階の八重洲ブックセンターまで行き,1時間くらい雑誌の立ち読み,それからエスカレーターで順々に降りていき,興味のあるところでフロアーを歩く.デパ地下の食品売り場を回って「うすい」はおしまい.
続いて,丸井デパートへ.丸井は8階の時計売り場が充実しているので,いいなぁーと羨望のまなざしでガラスケースを覗いて,店員からは「ご希望の商品をお出ししましょうか」と言われますが,買うつもりは全くないので,「結構です」と断ります.エスカレータで降りていき,5万円くらいするコートなどを眺めながら下の階へと向かいます.
街頭で配られるティッシュをもらって,ピヨピヨ音がしている横断歩道をわたりアティーへ.昔は西武百貨店だったアティーも,いまでは専門店街として定着しています.アティーに入るテナントは,高校生やヤングをターゲットにした店が多く,僕のような30代のお兄さん(ということにしておきましょう)にとっては,ちょっと目当ての品があまりない店なのですが,7階にある100円ショップと8階のインターネットカフェにあるマッサージチェアーは,よく利用させてもらっています.お金があるときは1階の宝くじ売り場で,スクラッチ5枚を買い付けます.
駅ビルの中にある食品街ピボットに入り,一番右奥にある魚屋「北辰」まで歩きます.この魚屋は鮮度がよいものが多く並べられていて,郡山では定評のある魚屋です.値段もそれなりにしますが,この魚屋で買ったものは非常に美味しいです.肉屋も色々な種類を量り売りをしてくれるので主婦にとっても重宝されているとか.
さらに外に出て,ヨドバシカメラへ.女性がアクセサリーやバックなどに目がいくのと同じで,男はオーディオやパソコンなどの電気機器製品に目がいくものです.ポイントカードも使わなければなりません.ヨドバシも,コジマやヤマダ,ケーズなどとの競争が激しいのか,近年のヨドバシでも当日価格の張り紙を貼って価格競争を繰り広げていますが,原則的に全国のヨドバシと値段が同じなのがヨドバシです.本日限りの値札が貼ってある欲しい商品を見つけると,夜に車で再びわざわざ買いに来たこともあります.
駅に戻って,ちょいと歩き疲れたので,ドトールで好物のロイヤルミルクティーを飲みます.新幹線の改札口前にあるので,これから旅立つ人々に混ざりながら,ちょっと旅の気分を味わって,ロイヤルミルクティーを飲むのでした.
JRのびゅうプラザと,ちょっとアーケードに戻ってHISに立ち寄り,最近の旅行業界の動向を知るために,旅行パンフレットを集めます.
再び駅に戻って,改札口を通り過ぎS-PALへ.この駅構内にあるテナントも,人出が多い場所です.お気に入りはフレグランスを沢山並べてある専門店.僕の使用しているオードトワレも,ここには置いてありました.また,あまり知られていませんが,1階の一番の奥には,洋服を直してくれる店があり,コートのボタンがとれたときに15分105円でつけてもらったことがあります.マッサージもあります.
最後に,ビッグアイのモルティに入り,6階の市民広場で今日の新聞と雑誌を読んで,バスの発車時間まで時間を潰すのでした.これが,ほぼフルコースとなります.でも,まだまだ楽しい店は沢山ありますよ.郡山には何もないという人もいますが,まんざら郡山駅前もじっくり探せば捨てたもんじゃぁ~ありません.

No.78 郡山駅前までの休日の買い物は路線バスで

休みの日の郡山駅前周辺の交通渋滞はひどい.みんな車で買い物にやってきて,駅周辺の駐車場に止めるために,道路が混雑しているのである.特に午後から夕刻にかけての渋滞はひどく,とにかく車がノロノロと走っていくことが多い.こんなとき「どうせ道路が混んでいるのだから,バスに乗ったって同じだ!」と思っていたら大間違い.実は,バスはスイスイと走っていくことが多い.駅前や国道4号・うねめ通りなど片側2車線以上の車線があるときに有効なのであるが,バスは混雑しているときは空いている方の車線を走っていき,必要に応じて割り込んで走っていってくれるのである.駅前から安積町までの国道4号はバス優先レーンもある.小さな乗用車も大型のバスにウインカーを上げて割り込んでこられると,ライオンに襲われる子猫みたいなもので,素直にバスを割り込ませている.そのため,乗用車では通過に時間がかかる列をなしている渋滞も,バスは空いている車線を走っていって,ギリギリのところで車線変更して割り込んで走っていくので,スイスイなのである.荷物がかさばらない買い物ならば,駅前にはバスで行くことをお奨めする.慣れればバスの買い物も苦にならないものである.ただし,さくら通りは1車線でスイスイ走れないので,さくら通り経由のバスに乗らなければならない場合は諦めましょう!

No.77 薄皮茶屋(柏屋本店2階)

郡山市を代表する和菓子・薄皮饅頭を作っているのが柏屋である.駅前アーケード街の中町(中央大町バス停前)に本店があり,その2階にある甘味処が「薄皮茶屋」である.甘味処であるが食事もとることができ,小豆を使用したおこわや味噌おにぎりを江戸時代の弁当仕立てにしたメニューなど,なかなかユニークな和の料理を味わうことができる.まず,店に入って席につくと,お茶の他に薄皮饅頭1個がサービスで出される.店内には囲炉裏もあって,雰囲気はとてもよい.柏遊おこわ膳では,柏の葉っぱの上に2種類の小豆おこわのおにぎりと煮付けなどが出される.江戸時代のさっぱりとした味の和定食といった感じである.もちろんあんみつや焼きだんごなどもあるので,和の甘味処としてのメニューも欠かせない.さらに,この店内では「薄皮饅頭手作り体験(大人420円)」を行うことができ,自分たちの作った饅頭をその場でふかした出来たてを食べることもできるのである.手作り体験は10時~17時まで,薄皮饅頭の日(こんな日まであったのか!)である第3日曜日は無料で手作り体験ができる.また,毎月1日の午前6時~8時までは「朝茶会」が開かれており,無料で誰でも参加して出来たての薄皮饅頭と会話を楽しむ茶会が開かれている.ちょっと時間があれば,茶屋の和食を堪能してみるのも悪くない.

No.76 郡山駅前ビッグツリーページェント

今年もクリスマスイルミネーションの季節がやってきた.2006年12月1日の金曜日より,これまで開成山公園で行われていたクリスマスイルミネーションの装飾が,今年は駅前広場で開催されることになった.その名も「ビッグツリーページェント・フェスタ IN KORIYAMA」.駅前広場のケヤキや樹木・植え込み,タクシー乗り場の屋根,,アーケードの中などに約6万個の電球(LED含む)をつけて飾られる.11月22日の夜に駅前を通ってみると,試行的に青色発光ダイオードの装飾や,カラフルな色のイルミネーションが点灯されていて,幻想的な駅前空間を創造していた.青色の発光ダイオードは昨年に引き続き,イルミネーションカラーの流行のようである.12月16日(土)と17日(日)には,音楽イベントも開催されるとのことで,大いに盛り上がるクリスマスイベントが駅前で開催される.昨年開催された開成山公園のビッグツリーページェントに行ってみたが,だだっぴろい公園の一部の樹木にイルミネーションがついていて,公園の空間の広さとイルミネーションイベントを行っている範囲とのアンバランスさが,かえって寂しい感じになっていたので,駅前の建物の密集した狭い空間で,びっちりとイルミネーションを点灯するほうが,イルミネーションの感動は大きいように思われる.駅前だとバスなどの交通の便がいいので,公共交通を利用することで行きやすい.12月1日の夜が楽しみである.点灯時間は17時から22時まで.来年以降,順々に明かりの数を増やしていき,最終的には駅前全てのツリーを明るくするとのこと.

No.75 みどり書房・TUTAYA「桑野店」リニューアルオープン

うねめ通りと国道49号線の交差点から少し希望ヶ丘側に入ったところの,かつてケーヨーD2のホームセンターだったところに,みどり書房とTUTAYAがリニューアルオープンした.以前は国道49号線の交差点角にあって,店内も駐車場も手狭で車で入るのに渋滞を引き起こしていて,なかなか足を運ぶのにも億劫になる店構えであったが,うねめ通り向かい側のケーヨーD2が撤退したので,広々としたところに移転することになったのだろう.店内は,東日本最大級の広さを誇る規模で,このような本屋を待ち望んでいたところである.
みどり書房は,雑誌から専門書まで幅広いジャンルを取り扱っており,1日いても時間が潰せそうなところである.絵本などの児童書コーナーも充実しており,子供連れでも楽しめる本屋である.店内にあるタッチ画面の検索を利用すると,出版されている本を検索することができ,その中で在庫のある本は書棚番号が表示されるようになっている.TUTAYAも,レンタルから販売までを広い店内でカバーしており,初日から5日間は100円レンタルをやっていることもあって,ほとんどのDVDは貸出中でなくなっていた.
郡山で生活していると,近くに充実した本屋がないことがちょっと不満であったが,これだけ広い本屋で,しかも専門書も取り扱っているので,情報を得るうえで非常に嬉しい限りである.いくらインターネットが普及していても,信頼できる情報の質と量として考えると本や雑誌にかなうものはない.うすい百貨店の上階にある八重洲ブックセンターでも,かつては広い売り場面積で専門書を取り扱っていて気に入っていたが,うすい百貨店経営再建の時に規模を半分くらいに縮小してしまい,普通の本屋と変わりなくなってしまった(それでも,雑誌は面白そうな珍しい本が並べてあるので,時々立ち寄ってみたりする.特に東京や大阪に関する情報は八重洲ブックの方が多い気がする).
また,ドトールコーヒーの系列で,イタリアンエスプレッソを基調とした「エクセルシオールカフェ」も併せてオープンしており,ちょっと疲れたらカフェでコーヒーを飲みながらひと休みすることもできる.(ここでは「メープルロイヤルミルクティー」も飲める!) エクセルシオールカフェは福島県内で初オープンとなる.
午前9時から午前0時までオープン(カフェは22時まで)となっている.日曜日にはイベントも開かれていおり,駐車場が広くなっても休日の日中は混雑していて,かつての旧店舗の駐車場が臨時駐車場になっていたりする.こんどは,うねめ通りの反対側(希望ヶ丘から朝日町に向かう側の車線)が駐車場に入りきれなくて並んでいるようである.

No.74 北桜祭(日大工学部の学園祭)

日本大学工学部(郡山市田村町徳定)は,昭和22年より設置されている工学系4年制大学である.1966(昭和41)年より「第二工学部」から「工学部」へ名称を変更し,1993(平成5)年には情報工学科を開設している.ちなみに,船橋と駿河台にある工学系の日大は「理工学部」となっている.毎年10月下旬には「北桜祭(ほくおうさい)」と呼ばれる学園祭が開催され,この時期になると,郡山駅前のアーケードなどにはポスターが貼られるようになる.今年で第56回目を迎えることとなった.場所は,安積永盛駅から徒歩15分の阿武隈川ほとりの,広大なキャンパス構内である.
正門から入ると,まずは各団体による出店がずらっと並び様々な飲食物を販売している.メインストリートを進むと,10トントラックの半扉を開放して造ったメインステージが現れて,カラフルな衣裳をまとった若者達による「YOSAKOIそーらん踊り」が繰り広げられていた.本館の脇にある1号館では,各教室で展示が行われている.どこの学園祭でもそうだが,やる気のあるブースとそうでないブースとがくっきりと分けられていて,自分の大学時代を思い出してなんだか懐かしくなった.その展示のひとつである「建築研究会」では,建築設計競技会への出展作品を展示しており,ライトの落とされた展示室では,その展示に関して学生が熱心に説明してくれて,感心してしまった.そういったブースでは必然とお客さんも多く入っている.
2006(平成18)年に新しく完成した70号館ではオープンキャンパスを行っていて,各学科の体験コーナーなどが行われていた.地上42mの最上階・9階は,安積野を360度見られる大パノラマの円形多目的ホールとなっており,簡単なジュースを飲むことができた.天気のいい日には遠くの山々も見られる抜群の眺望であり,大学でなければちょっとしたデートスポットとなりうる場所である.夜になると郡山市中心部の夜景がきれいに見えるに違いない.
30周年記念館では工学部60年の歩みと題して,かつての写真が数多く展示がされていて,ちょっとした歴史を知ることができた.
大学構内は,広々とした空間に講義棟や研究棟が建ち並んでおり,このようなアカデミックな独特の雰囲気は個人的に好きである.一方,大学の周辺に目を向けると,ワンルームのアパートが密集して建てられており,道幅も車1台がやっと通れるようなところで,これほどまでに過密にアパート群が建てられているとは知らなかった.これだけ近いと,集団生活している寮と変わらないかも知れない.まさに「日大村」の様相を呈していた.

No.73 安積歴史博物館(旧福島県尋常中学校本館=現安積高校)

「安積歴史博物館」は,安積開拓が行われていた明治17年に設置された福島県唯一の尋常中学校の洋風建築校舎で,創建された場所に当時のままの建物で残るものとしては全国でも珍しい施設となっており,国の重要文化財に指定(1977年)されている.この建物は建設されてから約120年が経過していることになる.福島県尋常中学校とは,現在の県立安積高校(県内有数の進学校.質実剛健が教育方針で,自由自主の精神が強い.平成13年より男女共学となり服装もなくなって自由となった.地元では略して「あんこう」と呼ばれている)であり,この安積歴史博物館は安積高校の隣り(というか安積高校そのもの)に存在している.安積歴史博物館は,安積高校創立100周年を記念して整備されたものである.
館内は1階と2階の教室に17テーマの展示がされており,初めは安積開拓事業から始まる.全体的に,安積開拓の歴史の展示というよりは,安積高校の歴史といった内容になっており,安積高校の学校教育の歴史や,本校から輩出された朝河貫一(歴史学者)や今泉亀徹(角膜臓器移植の先駆者),久米正雄(作家)などの著名人の紹介が詳しく展示されている.
「安積に学びし人々」のコーナーでは,2教室分を使っていままでの卒業生の卒業写真を年次別に展示しており,安積高校卒業の知り合いがいる場合は,ここにくれば過去の初々しい頃の写真を見ることができる(恋人でもない限り,わざわざそれだけが目的で来ることはない).階段なども全て木製となっており,滑り止めがついていないので,つるつると滑りやすくて注意が必要である.「安積で学んだ教室」では,机とイスがくっついた昔の木製机が並んでおり,映画のワンシーンを見ているようである.施設の中でも,背中がゾクゾクしたものは,ローソク用の大きなシャンデリア(今はローソク型電球が点灯している)が2つ吊り下げられた「講堂」である.広々とした講堂には,古い建物とはミスマッチな金属パイプの椅子がずらりと並べられていたが,これは現在でも安積高校の学年集会などで使用されているからとのこと.映画のワンシーンでも使えそうな空間である.ちなみに,安積高校のスクールカラーは紫色,誇りと伝統の感じられる学校であった.入場料は300円.開成館から歩いて10分程度のところにある.

No.72 開成館(安積開拓発祥の地)

「開成館」とは,明治に入って行われた安積開拓の中心となる「福島県開拓掛」の事務所が置かれた建物で,明治7年に建築されたものである.県の重要文化財に指定されている.福島県開拓掛の役目が終わった後も,郡役所や県立農学校・桑野村役場・市営住宅などとして利用され,一時は荒廃していた建物であるが,昭和41年に補修復元が行われて,現在のような安積開拓の歴史を紹介する展示施設として保存されるようになった.この開成館の建っている「開成3丁目」は,安積開拓の中心を成していた地域であり,ここでは「開成館」の展示と併せて「安積開拓官舎(旧立岩一郎邸)」・「安積開拓入植者住宅(旧小山家・旧坪内家)」が展示保存されている.安積開拓入植者住宅は,上級クラスの建物と下級クラスの建物が展示されており,特に旧小山家の建物は,ほぼ当時の建物がそのまま保存されているので,家の中に入るとあの独特のいろりのすすけた臭いがして,昔の生活が嗅覚からも感じ取ることができる.郡山の発展と安積開拓は切っても切れない関係なので,安積疎水のことも含めて郡山の歴史が知りたいときは,開成館に行くことをお奨めする.入場料210円.
場所は,国道49号の麓山通りと交差する交差点(交番があるところ)を入ったところにある.
郡山駅からバスの場合は,(麓山経由)大槻・休石・山田原・御霊櫃峠行,または(市役所・柴宮経由)運転免許センター行に乗車し「開成館」で下車.約30分間隔で走っている.麓山経由に乗ると昔の開拓で中心だったところ(堂前・金透小学校・麓山公園・安積疎水事務所・五十鈴池)を,市役所経由に乗ると現在の中心地(中央大町・虎丸・市役所)を走るので,それぞれご参考にご旅行を.

No.71 東北新幹線のブレーキング

郡山に住んでいると,どこか遠くに出かけるときには東北新幹線に乗る機会が多いと思う.新幹線に乗っていて気になることがある.それは駅に到着する前のブレーキのかけ方(制御方法)についてである.
新幹線のブレーキ制御はATCと呼ばれる自動列車制御装置がつけられていて,運転席に示されたスピードよりもスピードが出ていると,運転手がブレーキをかけなくても自動的に制限速度以下までブレーキがかかる仕組みとなっている.新幹線の場合は,駅に到着する約5km手前より自動的にブレーキがかけられて段階的に速度が下げられる.まずは210kmまで下げると停車駅からの規定の距離に近づくまでしばらくそのまま走っていく.続いて160kmまで下げるとまたしばらくそのまま走っていき,そして次には110kmまで下げてまたまたしばらくそのまま走っていく.さらに70kmまで下げてまたまたまたしばらくそのまま走っていき,最後は時速30kmまで落として,やっとホームに滑り込みゆっくりと進んでいく.ここまでは,全てATCの自動制御となっているので,運転手にはどうすることもできず,時速30kmからホームの停止位置までのブレーキ操作で,やっと運転手がハンドルを操作して止めるようになっているのである.
時速160kmのブレーキがかかると車内放送が流れ出すので,席を立つ乗客の人がいるのであるが,デッキにいくとなかなか到着しないので,しばらく待たされることになる.もっと,サクッととめられないのかな,時速200km以上も出す新幹線なので安全を期してそのようなシステムになっているのかな,と思ってしまうが,ただ単純に東海道新幹線の開業当時のシステムをそのまま用いているからにすぎないらしい.
ところが,現在は「デジタルATC」と呼ばれる新型の制御方法が古川-八戸間で既に導入されていて,その他の区間でも今年度(2006年度)中には導入が決定されているという.このシステムになると,スピードと現在位置を把握しながら最適な制動距離を考慮した信号を示すことができるので,今までのような段階的なブレーキではなくて停止するまでスムーズに一気にブレーキをかけつづけることが可能になるということである.恐らく次のダイヤ改正時に変更されるのではないかと思われる.駅に到着する前の,あの独特な新幹線のブレーキングも間もなくなくなるということである.

その後,10月中旬に新幹線に乗ったところ,ブレーキをかけ始めていないのに到着の車内放送が流れ始めた.いつもは最初のブレーキがかけられたときに流れるのに,おかしいな?と思っていたら,一気に時速70kmまでスムーズなブレーキが行われているではないか! ダイヤ改正を待たずに,デジタルATCは既に導入されたのであった.そのためか,今までは駅に到着するとすぐ発車していたのに,スムーズなブレーキのおかげで時間短縮したために発車時間まで余裕ができたらしく,ちょっと待ってから発車している感じである.

No.70 須賀川市釈迦堂川全国花火大会

お盆の過ぎた週末の土曜日,毎年恒例の花火大会が須賀川市で行われている.今年(2006年)も19日に盛大に行われた.今年初めて見に行ってきたが,見応えのある花火大会であった.須賀川駅前から歩いてすぐの釈迦堂川と阿武隈川の合流点に位置する「市民スポーツ広場」が打ち上げ会場となって,約10000発の花火が午後7時から8時45分の間に次々と打ち上げられる.郡山市や矢吹町・白河市からも見物客が大勢やってくるので,普段は1時間に1本程度のJR東北本線も.当日は10~15分間隔ぐらいの本数で臨時列車が運転されていた.須賀川駅前から花火大会会場までは,約100店ほどの露天が並び,お盆最後の締めくくりとして,盛大に花火大会が行われているのである.約20万人の人出で賑わうという.
花火大会当日は,須賀川駅前で大会プログラムが配られており,打ち上げられる花火の名前と番号が全て記載されている.そして打ち上げが始まるとスピーカーからプログラム番号と花火の名前が呼び上げられてから花火があがるので,どの種類の花火が上がっているのかがよくわかるようになっている.花火教室では,花火の玉の大きさ,打ち上がる高さ,上空で花開く花の直径などを,小さい順に説明していって実際に打ち上げていき,花火の大きさを体系的に知ることが出来て興味深い.4号玉(4寸)・5号玉(5寸)・7号玉(7寸)・10号玉(尺玉)・15号玉(尺5寸),そして20号玉である2尺玉(直径60cm)が順々に上げられるのでとても面白い.2尺玉は,上空500mまで上がって幅500mも広がるらしく,打ち上がり初めの「ボン」という音も,他の玉とは違うズッシリとした重い響きがあって,時間をかけて上空まであがると大輪の花を咲かせるといった感じである.
全国選抜の尺玉の競演が3部にわたって打ち上げられる他,2尺玉が5玉もあげられ,ナイヤガラも2本,ラストのフィナーレでは尺玉の20連発と,息の切れることなく次々と豪華な花火が打ち上げられる花火大会であった.この花火大会が終わると,今年もお盆が無事終わって秋に向かう一抹の寂しさが心の中に残るのであった.

No.69 エコ定期券(環境定期券)

エコ定期券という制度をご存じでしょうか.これは,通勤定期券(通学は不可)を利用している人が,その利用者とその家族(同居に限る)が一緒にバスに乗る場合は,1人あたり100円でバスに乗れ,さらに定期利用の区間外で利用する場合にもどこまで乗っても1人あたり100円で乗ることができるというものである(ただし自社区間に限るし,高速バスは乗れない).利用日は土・日・祝日に限定されており,中心部における渋滞緩和を目指して,休日のお買いものなどになるべく公共交通を利用してもらい,大気汚染の低減にも寄与する地球に優しい制度なのである.これは,福島交通だけで実施しているのではなく,福島県の路線バス各会社(新常磐交通や会津バスなど)でも行っている.これを利用すれば,家族4人が郡山駅周辺に買い物などにいく場合,往復600円(本人は定期券利用とした場合)で行くことができるので,駐車場料金2時間分の値段と同じことになる.福島県では自家用車で移動することが生活の習慣となっているので,バスに乗って出かけるといった発想が浮かびにくいが,東京などに住んでいると電車やバスで移動するのが当たり前なので,慣れてしまうとバスで出かけるのはあまり苦にならないと思う.
もともと環境定期券は,1984年にスイスのバーゼルで公共交通を利用することを申告した自動車の通勤者を対象に,大幅な割引額の定期券を発売したのが始まりで,続いてドイツなどヨーロッパ各国で導入されているものである.バス事業者には市や州からの補助が入っている.このヨーロッパの環境定期券は,休みの日の家族割引ではなくて,通勤定期券の本人への割引のみということであるが,大幅な割引と持参人式にしたところ,1~2割の利用増加があったという.ちなみに運賃の割引率はかなり高くて,普通に支払う運賃額が1ヶ月30日間で1万円かかるとすると,1,500~3,500円程度で購入できるようになっているので,本当に大幅な割引となっている定期券なのである.
なお,福島交通(福島県内の路線バス会社)のエコ定期券の制度は平成18年9月30日までとなっていたが,更に1年間期間が延長されて平成19年9月30日までの制度となっている.是非とも近年の環境負荷の低減という意味合いからも,半永久的に実施してもらいたいと思うのであった.正直,この制度を利用している人がいるのか,はたして何人の人が知っているのかは疑問であるが(降りるときに,運転手に告げると最初は「はぁ?」といった顔をされることが多いので,ほとんど利用している人はいないと思われる),利用者がいなくても環境対策として続けてもらいたい制度である.同じ会社の路線は定期を持っていればどこまででも1乗車1人100円なのである(高速バスはのぞく).

No.68 埼玉県へ新路線・高速バス「あだたら号」

埼玉県・東京北部・千葉県に用事のある方には朗報である.平成18年7月25日より,郡山駅と東武伊勢崎線の新越谷駅(埼玉県)とを結ぶ高速バスが運行されることになった.1日6往復,料金は片道3,000円で往復割引(5,400円)もある.福島交通と東武バスとの共同運行で,時間は3時間20分.東京・新宿まで走っている「あぶくま号」の高速バスは,新宿駅まで行かなければ乗車することができず,埼玉や東京北部・東京東部・千葉方面から高速バスを利用する人にとっては,時間のロスが大きかった.
この新越谷駅に着目した点が注目される.新越谷駅が起終点となっているメリットは,埼玉県や東京北部に用事がある人にとっては,なんといっても郡山へ帰るときの時間ロスが少なく,さらに首都高速を走らなく総運行距離が短いこともあってか料金が安くなっている点にある.新越谷駅は東武伊勢崎線の駅であるが,同時にJR武蔵野線・南越谷駅(駅名は違うが実は東武線と同じ場所にある)が走っており,北千住や草加・春日部はもとより,新座や浦和・船橋・習志野などからもアクセスが容易なのである.浅草まで急行利用で約35分・350円であり,都心まで500円も出せば行けてしまうのである.
さらに平成18年3月の東武鉄道のダイヤ大改正も大きなポイントとなる.この大改正は大手術といってもいいほどの大きな改正が行われ,地下鉄半蔵門線との相互直通乗り入れの便数が大幅に増加し,いままで準急として走っていた種別を急行に名前を変えて,さらに急行は10分間隔で半蔵門線との直通乗り入れに変更したのである.半蔵門線は錦糸町や大手町・表参道・渋谷,渋谷からは東急田園都市線に乗り入れて二子玉川・長津田・中央林間まで,乗換なしで便利に行くことができるのである.新越谷から渋谷まで約60分,350である.
予約制となっているが,当日空席がある場合は現金での乗車もできるようになっている.興味のあるところとして,どのような経緯があってこの路線が開設されることになったのか,知りたいところである.東北出身の人は,東京北部や埼玉県に住居を構えている人が多いので,知名度が上がれば結構利用者が多くなるのではないかと思われる路線である.また,土日などの休日は,新宿行きの高速バスは満席で予約が取れないのであるが,新越谷行きは当日でも余裕で予約がとれて,しかも1人で座席を占有できるほど空いているので,都心での乗換が面倒でなければ利用価値はある.
その後,8月1日より新宿から発車する「あぶくま号」の下り便にも王子駅で乗車できるようになった(郡山福島行きと会津若松行き).これも新越谷線の開通を意識してのことであろう.

No.67 夜の駅前に徘徊する「カラス族」

最近,郡山駅前の風紀でちょっとした問題となっているのが「カラス族」と呼ばれる人々である.福島民報新聞の論説にも掲載されていたが,夜になると郡山駅前の広場に黒いスーツを着た若い男性群が複数でたむろして,若い女性を飲食店や風俗店にスカウトするために立っているのである.ひどいときには駅構内にまで入っていき,しつこく勧誘をするので,駅員に駈け込んで助けを求める女性がいたり,構内放送で「ただ今,しつこい勧誘が駅構内で行われていますので,ご注意ください」などといった放送が流されたりしていた.(だいたい,東京でさえこんな放送が駅構内で流されることは聞いたことがない.初めて郡山に訪れた人がこんな構内放送を聞いたら,驚くに違いない.) 高校生達も「いま,外に出るとやばくねぇ~.こぇ~よ」などと会話をしていたりしており,駅構内から外に出たとたん,治安の悪い外国を歩いているような,そんな雰囲気が感じられる夜の郡山駅前なのである.女性に限らず,男性でも駅前の飲屋街などを歩いていると,飲食店や風俗店などへの勧誘がしつこく行われるので,いずれにしても心地よい空間ではない.市民からの苦情も相次いでおり,郡山市でも独自の条例を施行するための検討に入り,警察でも重点的に取り締まりを強化しはじめているという.大都会では,ある一角にこのような治安の悪い地区というのがどこにでも存在しているのであるが,郡山の場合,駅前から全地区がそのような雰囲気を持っているので,夜の街も安心して歩けるような都会であって欲しいと願うのであった.

No.66 2つの郡山ビューホテル

郡山ビューホテルは,ハイセンスで海外からのゲストにも対応しているシティホテルである.「ホテルはまつ」とともにちょっとした高級感のある安心してゲストに紹介できるホテルであり,フロントには両替レートのボードや航空機の時刻表が置いてあり,郡山市の中でも貴重な国際感覚のあるホテルである.「ホテルはまつ」がマダム御用達といったイメージなのに対し,ビューホテルは都会的な洗練されたイメージがあり,駅から近いこともあって,いろいろな会合やホテルウェディングとしてよく利用されている.
そんなビューホテルであるが,郡山市には2つ存在しているのをご存じだろうか.なかまち夢通りのうすい百貨店奥の中町にあるホテルが「郡山ビューホテル」,駅前大通り沿いの明治安田生命のところにあるホテルが「郡山ビューホテルアネックス」である.名前の違いは,アネックスが付くかつかないか.どちらも同じ会社なため,最初に郡山に訪れた人にとっては間違えやすい.中町にあるホテルの名前が「ビューホテル」で止まっており,「郡山ビューホテル本館」とか「郡山ビューホテルメイン」などと,あとに固有名詞が続けば,どちらのホテルかが判別できるのであるが,「今度の総会はビューホテルで行います」などと言われると,どちらのビューホテルか実はわからないのである.ちなみに「アネックス」の意味は,「付加する」とか「別館」ということだとか.今では,どちらかというと別館であるアネックスの方が,駅からも近いし洗練されている感じがするけれど,いずれにしても郡山ビューホテルをご利用の際は,どちらのビューホテルか確認して来館いたしましょう.なお,ホテル内にあるレストランはいずれも味に定評があり,一度でいいのでアネックス上階にある鉄板焼き「海山」で最高級の2万円ほどするディナーを食べることが,僕の人生最大の夢であると思っている今日この頃でした.参考までに,ビューホテルの本社は浅草公園六区近くにある,浅草ビューホテルである.

No.65 JA農産直売所「愛情館」

焼肉店牛豊の隣りに,JA(農協)の直売所がある.ここでは,県内で生産された野菜をはじめ,花や肉,おもちなどの加工品が直売で売られている.野菜は,各方面のJAから届けられたプラスチックの容器がずらずらと並べられており,その中に生産者名のシールが貼られた新鮮な野菜が種類多く置かれている.地産地消であって鮮度が高いので,けっこう買い物に訪れる女性たちが多い.よもぎ餅などもあって,たまに訪れてみるのも楽しい.夕方5時には閉まってしまうのでお早めに.土日も営業している.

No.64 五百川パーキングエリアの手打ちそば

パーキングエリアの話題をもうひとつ.知り合いから情報提供があったので早速足を運んでみた.新潟・会津と郡山とを結んでいる磐越自動車道の五百川パーキングエリアに,ラーメンやそばを食べられるスナックコーナー(食堂)があるが,ここのそばのメニューにはわざわざ「手打ち」と書かれていて,他のパーキングのそばとはちょっと違うことがPRされている.大抵,PAやSAでそばを注文すると,立ち食いそばと同レベルの歯ごたえがゴムのようなそば(会津で美味しいそばを食べ慣れてしまうと,「そば」というよりは「そば風味」と言いたくなってしまうようなそばである)が提供されることが多い.しかし,ここ五百川PAのそばを注文してみると,これがなかなかいけるそばなのである.どちらかというと田舎そばの系統であるが,そばの色つやもよくてスナックコーナーのそばにしては美味しいそばである.値段は立ち食いソバ+200円といった感じで,ちょっとはお高くなっているが,それでもざるそばが約500円なので,小腹が空いたときの休憩には,五百川PAの手打ちそばを食べるのもよい.
ちなみに,PAの広場に看板が掲げられているのだが,これによると五百川の由来は,南北朝時代(1300年代)に京に住む公家の娘の萩娘が不治の病になっていたとき,不動明王の夢知らせに「都から五百本目の川岸に霊泉があり,それに浸れば病は治る」と聞いて,現在の磐梯熱海温泉地内に辿り着いたとこからこの名がついたという.磐梯熱海温泉街の中には五百川が流れているのである.

No.63 長登屋のおっぱいプリン

東北自動車道の阿武隈パーキングエリアの売店(上りでのみ確認)に行くと,おみやげコーナーに福島桃のゼリーと並んで,長登屋のおっぱいプリンが並べられている.パッケージには女性の絵柄が描かれていて,ちょうど胸のあたりに丸形のプリンのプラスチック容器を2つ並べて「おっぱい型」にして売られている.おもわず「にやり」としてしまう.長登屋は名古屋市に本社を置く,菓子や食品などを製造販売するメーカーであるが,磐梯熱海にゆべし工場があって,その工場でおっぱいプリンも作られていて,あぶくまパーキングエリアの売店で売られている.もともと「おっぱいプリン」は,在庫があまってしまったプリンをなんとか売ろうとして作られたのが始まりで,発売当初は雑誌やテレビで紹介されるほど話題を呼んだ商品であったらしい.名古屋限定だとか東京限定だとか,各地方限定のおっぱいプリンがあるようで,それぞれ個性ある柄のパッケージ包装で売られている.あぶくまPAで売られているのは,おっぱいプリンPart2というもので,Part1は既に販売中止になったとか.Part2は,Part1よりも中の女の子がかわいくなっているらしい.

No.62 路線バスメールサービス実験開始

国土交通省郡山国道事務所内に設置されている「郡山都心交通マネジメント検討会」により,路線バスの到着をメールで知らせたり,携帯電話から運行状況を確認できるサービスが実験で実施されている.東北では初だという.実施している路線は「コスモス循環」路線の1系統のみ,さらに平日のみのサービス実験となっている.コスモス循環は郡山駅前を出発してうねめ通りを先回りする西の内回りと,文化通りを先回りする池ノ台回りとあるが,循環路線であるが故に走行距離が長くなり,さらに市内の渋滞に巻き込まれて,遅れて到着することが多い路線であり,そんな路線での実験となっている.各バス車両にはバスの位置を確認するためのGPS端末が取り付けられている.サービス内容は,①バス停と出発時刻を登録しておくと,そのバスが5つ前のバス停を出発したとき,または到着3分前になるとメールで携帯に通知してくれるというものと,②携帯でアクセスするとバスが今どこの区間を走っているのかを確認できるというものである.登録している目的のバスがバス停に近づくとメールで知らせるというサービスは,地方都市であまりバスの本数が多くなく,毎日利用するバスの時刻が決まっている場合には非常に有効なサービスであり,強風がぴゅーぴゅーと吹き荒れる冬の郡山では,メールが来てから家を出るなどといったことが可能になる.全路線でサービスが受けられるようにしてもらえると,サービスの向上にもなるし,公共交通を利用する人も増えるかも知れない.利用するには携帯電話から登録が必要であるが無料となっている(http://www.doco-alpha.jp/busmail.html).ちなみに東京に走っている東京都交通局の都バスでは,全路線のバスの位置を携帯電話で見れるサービスをすでに実施していて,大変便利である.

No.61 地産地消の焼肉店「牛豊」

はっきり言って「うまい!」 内環状線沿いの朝日2丁目に,JA全農福島畜産部による直営の焼肉店「牛豊(ぎゅうほう)」が昨年(2005年)8月にオープンした.福島県産の黒毛和牛を出すところなど本物志向の旨さが評判を呼んでいる.「地産地消」をモットーに,店内で出される肉は全て福島県産の「福島牛」「あぶくま煌牛」「麓山高原豚」などを提供しており,肉に限らず野菜も福島県産を使用しているというこだわりよう.さすがは「JA全農福島」の成せる技といったところである.値段が高いといった評判も聞く.しかしメニュー単品を見ていると高く感じるが,焼肉の盛り合わせ(2~3人前)+ライスセット(スープ付き)+サラダバー+ワンドリンクを注文すれば,1人当たり約3,000円程度で済む.肉はジューシーで,肉厚が厚くて,とろけるような舌触り(リブロース・豚ロース)と,これだけおいしい肉を食べたのは久しぶりであった.福島牛の質を求める焼肉を楽しみたいのなら「牛豊」は是非お奨めである.サーロインステーキ250gで5,500円など高いメニューもあるが,郡山ビューホテルアネックス・レストラン「海山」の鉄板焼き牛肉ディナーセットでさえ1万円以上はするので,それと比較したら安いのかも知れない.地産地消に目をつけたところが素晴らしい.

(このページは2006~07年に掲載したものです)