上26 亀戸駅⇔上野公園 (経由)業平橋駅・根津駅 大塚・江東営業所
Top東京エリア都バスで東京発見
路線keyword 言問通り 谷中 碁盤の目状の道路 亀戸天神
上野から谷中・根津・浅草を経由して亀戸を結ぶ路線

戻る

 かつては現在の亀26系統と繋がっていて、上野−今井間を結んでいたが、亀戸駅で分断されて現在のような姿になった路線である。本数は1時間に1〜2本となっており、乗りづらい路線であるが、谷中のご老人にとっては欠かせない交通機関である。
 上野の不忍池前より発車すると、中央通りへ出て広小路の松坂屋前で右に曲がり、上野の繁華街をぐるりと回って再び不忍池が右手に現れる。上野動物園の裏口を通過し、根津駅で言問通りへと右に曲がる。根津・谷中の下町的なしっとりとした町並みの中をバスは走っていく。すると、突然黄色い旗やビラが建物にべたべたと張ってある
地域に入る。一瞬、幸せの黄色いハンカチを思い出してしまった。某住宅メーカーが建設を予定している地上14階建ての高層マンションの反対運動が積極的に行われており、「古い街並みを守ろう」というスローガンのもと、地元住民が一致団結しているのだという。徳川家公墓所である谷中霊園を過ぎ、JR山手線など10本の線路を陸橋で越えて鶯谷駅となる(このバスは駅前では止まらない)。
 入谷を過ぎると浅草の北側をかすめ、馬頭観音裏を通過し、隅田川を言問橋で渡る。毎年7月の第4土曜日に開催されている隅田川花火大会の会場はこの橋の両側であり、上流側(左)が第1会場、下流側(右)が第2会場となっている。隅田川の親水護岸の中には、段ボールと青いビニールシートをうまく箱形に組み立てて暮らしている人々のねぐらがずらりと並んでいる。この親水堤防は都民が川面に親しめるようにとかみそり堤防から造りなおしたものである。
 墨田区になって、中小の零細企業が密集する下町の街並みとなる。墨田区と隅田川の「すみだ」は何故漢字が違うのか。これは墨田区という名称は、墨堤の「墨」と隅田川の「田」からとって付けられたからである。墨堤とは隅田川沿いの地域をこのように呼ぶのだそうである。
 業平橋駅となる。東武鉄道の本社があるところであり、すぐにバスは北十間川を渡るが、その橋の名は「東武橋」と付けられている。浅草通りへと左折し、柳の街路樹の道路を東に向けて走る。押上で四つ目通りへ右折し、まっすぐ進むと錦糸町駅であるが、このバスは太平4丁目で左折し、亀戸へ向かう。このあたりの道路は碁盤の目のように入っている。この街路網は関東大震災後の震災復興計画によって造られたものである。
 左手に亀戸天神が現れると、神社の屋根を模した亀戸天神バス停の屋根が見える。明治通りへ右折し商店街を走るとまもなく終点亀戸駅となる。