東京考察 Page No.158
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No.158  立教大学
Rikkyo St. Paul's University

【画像とコラムで紹介する東京案内です】


立教大学正門

 立教大学のキャンパス内に入ると,まるで外国に行ったかのような錯覚を覚える.立教大学は明治初期にアメリカ聖公会の宣教師,チャニング・ムーア・ウィリアムズ主教によって,東京築地の外国人居留地に英語と聖書を教える私塾を開いたのが始まりで,宣教師たちによるキリスト教に基づく教育をうたってきた.この池袋にキャンパスを移したのは,1918(大正7)年で,本館・図書館・2号館・3号館・食堂は,このときに建てられた建物が今でも健在で残っている.英語ではセントポールズカレッジとなる.
 何しろ全ての建物がレンガ調に統一されており,徹底的に景観に配慮している点が素晴らしい.この繊細なセンスは日本人にはないもののように感じてしまう.現在建設中の新しい公舎も,ガラスとコンクリートの合間にレンガを配するなど,赤煉瓦への徹底的な思い入れ・統一感は絶賛に値する.一歩足を踏み入れると,異国情緒たっぷりのキャンパス空間が広がっており,さらに大正時代に建てられた建物のちょっと狭苦しい空間が,かえって心地よさを持たせるようなものとなっている.また,食堂が素晴らしい.残念ながら行ったときは休日で営業していなかったが,ちょっとした洒落たレストランで食べているような感覚で,そのまま結婚式でも挙げられそうな雰囲気である.メニューはどうなのか味わってみたい.

ツタの絡まる本館(モリス館)
 この本館は,東京都選定歴史的建造物にも指定されており,立教大学が池袋に移転した1918(大正7年)に建てられたものである.この大学の計画はニューヨークの建築家マーフィ&ダナ建築事務所によるもので,当時は中央の塔屋を境に左が図書館,右に礼拝堂(チャペル)を配し,中央の軸線を延長して,中庭を囲んで学生食堂を中心に左右に寄宿舎を置くプランニングを行っている.各建物のデザインはゴシックリバイバル様式を基調とし,簡素でありながら重厚な赤レンガ造りでまとめられている.(東京都生活文化局看板より一部抜粋)
 
食堂の正面
 
食堂内部 なんともいい雰囲気!

中庭
  
建物(公舎)は徹底的にレンガ調を配している

チャペル(礼拝堂)とウイリアムズ主教の像
 
本館内部 扉が西洋風

各教室の扉には「授業中」というランプが付けられているが,
この文字が,いかにも慣れない外国人が
手書きで書いたような感じで趣がある
 
廊下の蛍光灯へのこだわりも徹底的
青白いのもではなく,電球色の蛍光灯が全てに使われている
一つだけ青白い蛍光灯などといった愚行は行われていない

学生用への掲示板の柱にもレンガが使われている

レクイエム奉唱会 立教大らしい

キャンパス内は狭い空間なのだけれども
統一感ある構成がとてもよい

このシリーズは更新されていきます。次回をお楽しみに。

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