| *福島・見聞録* |
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福島駅を18:24に出発し,宮城県丸森町のあぶくま駅まで約30分揺られて,駅舎に併設されている産業伝承館内で,生ビールと焼肉が食べ放題となる臨時列車がある.その名も「ほろにが号」.福島駅では缶ビール2つとおつまみをもらって阿武隈急行線の電車に乗り込む.ほどよく酔いが回ったところで,あぶくま駅に到着し,蔵王高原のハーブ豚焼肉が食べ放題となる.約1時間30分の時間が経った20:33に帰りの臨時列車が発車して福島駅には21:11に戻ってくることが出来る.宴会会場には冷房が入っておらず(屋内),なかなか暑い中での納涼パーティーなのであるが,到着する頃には生ビールがすでに席に用意されていて,すぐに乾杯をすることができる.豚肉・やさいセットが食べ放題,生ホルモンはなくなり次第終了,飲み物は生ビールの他に焼酎(冷),日本酒(冷),ソフトドリンクがある.そのほか,おにぎりやアイスは有料で販売されている.途中で抽選会があったり,カラオケが行われたりと,大変賑やかなパーティーであったが,参加している客層は会社の暑気払いなどといった団体がほとんどなので,カップルなどでの参加にはちょっと不向きである.運行は,6月末から9月上旬までの毎週金曜日(設定のない日もある)で,1人3,600円,毎回定員100名となっている.食べ放題,飲み放題でこの値段はお得である.(10,08,01) |
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福島駅のみどりの窓口に行くと,旅行商品のパンフレットがズラズラと並べられている.JR東日本が企画している「びゅう」ブランド旅行商品のツアーとなっているが,その中で「TYO」という旅行商品がある.TYOはTokyoの略で,まさしく地方発東京方面行きの旅行商品の総称となっているのだが,新幹線で東京方面に行こうと思っているのであれば,断然このTYO旅行商品に申し込んで行った方がお得である. |
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福島県の北部地方で伝わる郷土料理に「いかにんじん」というものがある.正直,はじめていかにんじんを出されたとき,なんの変哲もない,細く切った「するめ」とにんじんの千切りが混ぜられて皿に盛られているだけの料理だったので,なんなんだろうこれは?という感じであった.食事の時などに酒のつまみや,ご飯のおかずのちょっとした一品として出されるのである.食べてみると,これまた素朴な味,まぁ,いかと人参だな,という感じなのである.ところが,各家庭では普通に,簡単に作られている料理なので,度々出されるのであるが,そのたびに,このシンプルな味に洗脳されていき,無性に食べたくなってくる.いかにんじんの作り方は,各家庭によって異なっているが,基本は,するめと人参を細く切って,醤油と日本酒とみりんで味付けしたもの.晩秋から冬にかけて作られている.松前漬けの原形とも言われているが,家庭によってよっては,松前漬けのように昆布や数の子を入れるところもある.最近は,福島県内の物産プラザなどでレトルトパックに入ったいかにんじんも販売されているので,機会があったらお試しを.(10,06,27) |
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No.32 FMポコのJ-WAVE(福島コミュニティーFM) 福島市を中心に放送されているコミュニティーFMが「FMポコ」である.周波数76.2MHZ,1996(平成8)年に開局し,出力は10W,高湯温泉のあたりにアンテナが立っているらしい.スタジオは置賜町にある.福島市を中心に放送されているFM局であり,地元情報発信として貴重なFM局であるが,車通勤をしていないため,なかなか地元番組を聞く機会が持てない.休みの日に車で遠出するときは,たいてい福島市外に向かうため,FMポコにダイアルを合わせていると,すぐに市外になって聞こえなくなってしまうため,最初からふくしまFM(全県放送のFM局)を選んでしまう.だからといって,FMポコの放送を聞いていないかと言えば,ラジオを聞くことが好きな僕としては,そんなことはなく,夜の時間帯に東京のJ-WAVEと同時放送されている番組をよく聞いている.特に休みである土日の夜は電気を消してフトンにごろんとなりながら,このFMポコ(つまりはJ-WAVEなのであるが)の番組をまったりと聞くのが,リラックスできてストレス解消になる. |
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南沢又の西道路沿いにペット専門店となる「ペットワールドアミーゴ」がオープンした.ダイユーエイトのホームセンターでもペット類は取り扱っていたが,さらに商品を充実させたペット専門店となっている.犬や猫はもちろんのこと,熱帯魚,鳥,ハムスター,うさぎ,そして,は虫類までもが販売されており,非常に珍しい種もあるので,店内を歩いているとさながら小さな動物園に来たように感じる.熱帯魚に関して言うと(かつて飼っていたのが唯一これ!),グッピーやネオンテトラといった定番のみならず,赤いシュリンプ(小エビ)など珍しいものもあり,また水草も様々な種類が販売されているので,見ているだけでも飽きずに楽しめる.熱帯魚は,おとなしいものや凶暴な性格などがあって,一緒の水槽で飼うことができるものとできないものがあり,また,水草は成長が早いものや水質管理が必要で成長に手間がかかるもの,すらっと長いものや横に広がっているものなど,特色やデザインなどがいろいろあって,自分だけの美しい水中の世界を創造したい衝動に駆られてくる.値段を見てみると,犬や猫は1匹10万円,高級魚は数万円など,ペットの値段もなかなか高いんだな,と感じた.(09,10,04) |
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今年も花見山のシーズンがやってきた.桜が満開となる4月中旬の週末は,大勢の人で賑わう福島市である.2009年は4月11日・12日であった.4月中は交通規制がかけられて,花見山のある渡利周辺は一般車の通行制限や駐車禁止があり,マイカーできて花見山を見る場合は,あぶくま川河畔にある親水公園に車を置いて,JRバス東北のシャトルバスに乗り換えて移動しなければならない.周辺は大渋滞となる.また,福島駅からは福島交通の臨時バス「花見山号」が約20分おき(最も混雑する週末は,増発されてピストン輸送となる)に運行されており,マイカーで来るよりも電車バスを利用した方が,アクセスは便利であるように思う. |
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中合デパート2番館の3階に茶房「ダンケシェーン」がある.このダンケシェーンは,福島駅東口から置賜町に向かう路地で開いているアイスクリーム屋が出している喫茶店で,このアイスクリーム屋は夜遅くまでオープンしていることから,サラリーマンにも人気があると巷で言われているお店である.このアイスクリーム屋が出している中合内にある喫茶店(茶房),どのメニューも美味しそうなのであるが,お薦めはトーストセット(700円)である.小さく正方形に切られたパンが4つ,そして,サラダと飲み物(コーヒーか紅茶)が付くが,このパンがとても美味しい.出来合いの味といった感じではなくて手作りパンの味で,バターの塗られたパンとジャムがたっぷりのったパンがそれぞれ出され,決して大きなサイズではないが,小腹が空いたときにはちょっとした軽食となる.コーヒー・紅茶はおかわり自由なので,これまた嬉しい.ケーキセット(700円)やパフェ,クロワッサンなども美味しそうで,百貨店の中にある喫茶店としては値段も手頃なので,買い物帰りに立ち寄ってお茶するのもたまにはよい.(09,02,22) |
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福島の飲み屋街といえば置賜町.ここにある本格的な韓国焼肉のお店が「アンドン」である.入口を入ると韓国語の自動案内で「アニョアセヨー.○○○」と声が流れ,まるで韓国に来ている雰囲気となる.出される料理も韓国の味そのままのようで,韓国の人も懐かしの味付けを食べに足を運んでくるに違いない.そして,なんといっても特に冬,嬉しいのは「オンドル」が完備されている点が素晴らしい.オンドルとは床暖房のことで,韓国ではどこでも見られる暖房形式である.ポカポカの床の上で焼肉を食べることができるのである.韓国の冬は寒いので,薪や藁を燃やして床下に熱を供給する床下暖房が普及していた.今では温水式の床下暖房となっているが,それを福島市で体験できるのは非常に興味深い.ちなみに,壺漬けカルビが美味しかった.(09,02,22) |
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福島といえばフルーツ王国,サクランボ,リンゴ,なし,ブドウ,モモ.その中でも人気が高いのが「桃」である.桃は今が一番の収穫期.7月から9月にかけてが桃のシーズンであるが,中でも甘くて人気の高い「あかつき」と呼ばれる品種は,8月上旬から下旬にかけて,まさに今が旬なのである. |
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毎年8月上旬に福島市で開催されるお祭りが「わらじまつり」である.今年(2008年)は8月1日(金)と2日(土)にわたり開催された.江戸時代から300余年の伝統がある「信夫三山暁まいり」に由来して開催されるのが「福島わらじまつり」で,初日は,長さ12m重さ2tの日本一の大わらじを会場に奉納したあと「平成わらじ音頭」にあわせて華やかな踊りが続く.わらじ踊りは福島市内の企業などがチームをつくって踊りに参加しており,1時間毎に1部(18時〜)と2部(19時〜)で構成されている.そのあとには,色とりどりのコスチュームを着た若者やサークル団体などによってヒップホップの軽い音楽に合わせて自由に踊る「ダンシングそーだナイト」が続く.2日目には,わらじ競争とダンシングそーだナイトの第2部が繰り広げられ,暑い熱い夏の祭りが催される.駅前通りと信夫通り(国道13号)の交差点には,大型液晶ビジョンがついたステージが設けられ,「わらじ〜!わらじ〜!」と大きなかけ声と共に,熱気ムンムンの踊りが繰り広げられる.踊りそのものもそんなに難しい感じではなく,市民が気軽に参加できるようなもので,青森のねぶたや,秋田の竿燈などのような「見せる祭り」というよりは,市民が参加して自らが楽しむタイプのお祭りであった.わらじ踊りは最後の5分間だけ,一般の観客も参加することが可能となっている. |
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福島県と山形県にまたがる吾妻連峰(吾妻山).その中の吾妻小富士の山肌に,春になると雪解けとともに徐々に姿を現すものがある.それは「うさぎ」である.地元では「吾妻の雪うさぎ」と呼ばれており,春の訪れを告げる風物詩であるとともに,農家の人々が種まきを始める時期であることから「種まきうさぎ」とも呼ばれているという.うさぎの耳がピンとたったような残雪姿は,寒い冬から暖かい春へ向けて,気持ちを明るくさせてくれるものである.これから,様々な花が咲き乱れ,草木が芽吹いてくるのである.桜の名所として有名となった「花見山」も桜のシーズンへ向けた準備が着々と進んでおり,賑やかで華やかな季節がもうすぐやってくる躍動感が伝わってくる.ところで,この雪うさぎをモチーフとしたお菓子が,福島市にある丹治製菓から発売されている.その名も「あづまの雪んこうさぎ」.100%果汁のフルーツゼリー(やや硬めのゼリー)をホワイトチョコレートでくるんだもので,ゼリーの酸味とチョコレートのマッチが面白い.チョコレートでくるんでいるのであるが,お茶にも合うお菓子である.白桃とリンゴの2種類がある.6個入り630円でインターネット販売も行っている.(08,3,16) |
あづまの雪んこうさぎ |
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福島市には2系列の映画館がある.ひとつはワーナーマイカル福島であり,曽根田の旧さくら野百貨店5階にあって1998(平成10)年にオープンした比較的新しいシネコンである.そしてもうひとつの映画館が,同じく曽根田に昔からある「福島フォーラム」である.ワーナーマイカルが完成したときは,時代に取り残されたような雰囲気のフォーラムから客足が遠のいたときもあったと思うが,3ヶ月以内に3回来場すると1回無料となるポイントカードの発行や単館ムービーの上映などで映画ファンの心を繋ぎ続けている.特に単館映画・B級映画の上映に関しては,福島県内で最も多くの作品を上映していると思われ,映画ファンとしてはありがたい限りである.大資本の映画会社が製作したストーリーが,必ずしもメッセージ性の高い内容になっているかといえば,そうとも言えず,お金をかけれなくても内容の濃い映画がある.単館映画にはそのような作品が多い.決してオシャレで綺麗とは言えない映画館であるが,頑張ってもらいたい映画館である.無料駐車場あり.FAXサービスあり.スクリーンは72席から153席まで合計6つあり,3つの建物に分かれている.(08,2,16) |
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無性に食べたくなるときがある焼き鳥.福島市にも数多くの焼き鳥店が存在しており,「福島焼き鳥党」という名の,焼き鳥を食べて焼き鳥を語る市民の会が設立されているほど,焼き鳥を愛している人が多く住んでいる.昨年の9月末には福島競馬場において,全国やきとり連絡協議会に加盟している全国7都市の名物やきとりを中心に一同に集めて販売した「第1回やきとリンピック」が開催され,多くの人で賑わっていた(来年は室蘭市で開催予定).また,今年の1月末には福島市やきとりキャンペーンソング「やきとりじいさん」のCDが発売され,焼き鳥の話題に事欠かない福島市である.そんな福島市の焼き鳥であるが,私が連れて行ってもらったことのあるお薦めの店を2つほどご紹介する. |
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12時54分,米沢行きの2両編成普通列車が福島駅を発車した.これから板谷峠を越えて米沢まで向かう奥羽本線の電車である.福島から米沢までの普通列車は1日6往復のみ,普通列車だけで見ればローカル線の部類に入る区間である.(同じ線路を走る山形新幹線は米沢まで停車せずに峠を登っていく).庭坂駅を出発すると右カーブとなって右手に福島盆地を眺めながら,上り勾配となって景色が一変し,峠へ挑むこととなる.板谷峠は新幹線開業前までは4連続のスイッチバックの駅(赤岩駅・板谷駅・峠駅・大沢駅)があったことで知られており,そのうちの一つである峠駅(山形県)では,駅前にある峠の茶屋がホームで「峠の力餅」を販売していることで全国的に有名な駅である.この峠の力餅の歴史は古く創業は明治27年,奥羽本線が開通したのは明治32年であった.当時の峠駅は蒸気機関車の給水・石炭を補給する駅として設けられた.板谷峠の勾配は最大38‰(パーミル)で,現在のJR線では最高勾配となっている.技術が進んだ今となっては,新幹線の開業によってスイッチバックも廃止されたが,峠の力餅のホームでの販売は現在でも細々と続けられているのである. |
峠の力餅 峠駅ホーム |
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餃子といえば宇都宮を思い浮かべるかもしれないが,実は福島にも餃子の専門店が多いことは,全国的にあまり知られていない.福島の餃子は戦後に満州から引き上げてきた人々によって飲食業を始めたのがきっかけで,現在まで受け継がれているのだという.福島市商店街連合会ではふくしま餃子の会における「ふくしま餃子めぐりマップ」を作成(15店舗が掲載)し,福島市の名物としてPRを図っている.福島市の餃子店の多くでは,薄く引いた油でさらりと「焼く」というよりは,たぷたぷの油に餃子を浸して「揚げる」といった感じの餃子で,フライパンの丸い形に餃子をきれいに並べて,そのままひっくり返して円形のお皿に盛りつけることから「円盤餃子」とも呼ばれる.まるで花びらのようである.あつあつでカリカリの餃子を酒のつまみとして一杯やるのが,福島流餃子の食べ方である.円盤餃子のお店は夕方からの営業しているところが多く,注文も一皿単位である.餃子とライスといった雰囲気ではない.(08,1,27) |
「川鳥」の餃子 |
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